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性感マッサージで敏感になった身体♡
マッサージ器で乳首イキ後、指サックでクリとナカを同時責めされて、甘い絶頂♡ 座位で甘やかされながら、挿入して心も身体も蕩けてしまう話♡


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藤咲:年末の仕事の忙しさに翻弄された疲れたOL。同僚に勧められたマッサージ店に行った所、普通のマッサージ店ではなかった。
大石:藤咲の担当マッサージ師。清潔感のある黒髪、整った顔立ち。マッサージの腕は確か。
※本作品では、名前変換①②のみ使用可能です。③、④は入力しても使用できませんのでご了承ください。



性感マッサージで敏感になった身体♡
マッサージ器で乳首イキ後、指サックでクリとナカを同時責めされて、甘い絶頂♡ 座位で甘やかされながら、挿入して心も身体も蕩けてしまう話♡



 年末というのはどこの会社も忙しいもので、わたしの会社も例外ではなかった。慌ただしい業務に加えて残業も多く、心身ともに疲労してしまっている。

「……ここ、だよね?」

 小さなクリニックのようなマッサージ店。わたしがあまりにも疲れているように見えたのか、同僚がこの店をお勧めしてくれたのだ。自動ドアを開き中に入れば、清潔感あふれる明るい空間が目に入った。

「ご予約のお客様でしょうか?」

 丁寧なお辞儀の先に整った顔立ちの男性が、ふわりと微笑んでいる。思わず釣られてへにゃりと笑えば、尋ねられていることを思い出し、慌てて名乗った。

「あ、すみません。予約していた藤咲です」
「藤咲様ですね、お待ちしておりました。私は大石と申します。まずはカウンセリングをさせて頂きますので、こちらへどうぞ」

 さらさらの黒髪からひょこんとはみ出た耳が、身綺麗な雰囲気を醸し出している。まさかこんなにかっこいい人が出てくるとは思わず、わたしは密かに赤面した。
 大石さんに高級そうなソファに導かれ、おずおずと座れば、今日のマッサージのコースを確認される。

「事前にご予約頂いたコースですが、”激甘蕩ける甘やかしコース”で問題ないでしょうか?」
「えと、は、はい」
「ありがとうございます。ちなみに苦手な行為や、NGな行為はございますか?」
「……え?」

 ただのマッサージなのに、苦手な行為って何のことだろう。意味がわからず首を傾げていれば、大石さんが、おや、という顔をした。

「藤咲様……もしかして当院がどういったマッサージ店がご存知ないのでしょうか」
「ど、どういった、って……」

 訝しげに眉を顰めた大石さんが、マッサージの詳細を説明してくれる。……え、性感マッサージって、何。普通のマッサージ店ではないということ……?
 熟したりんごのように耳まで紅く染めていれば、大石さんが困った顔で同意書を手渡してきた。

「どうされます……? 一応キャンセルも可能ですが、キャンセル料がかかってしまいます」
「あ……そうか、キャンセル料……」

 心の準備が出来ておらず一旦キャンセルしようと思ったが、キャンセル料が掛かるとなると別だ。性感マッサージなんてしたことないけれど……この人、大石さんが担当してくれるなら、悪くないのかも。

「そのマッサージをしてくれる方って……」
「――ああ、本日は初回ですので好きな方をご指名頂けますよ。こちらにマッサージ師の一覧がございます」
「あ、ありがとうございます……」

 わたしはその一覧を見て、少し驚いてしまった。マッサージ師は全員男性であり、もれなくイケメンであったからだ。その中には当然大石さんも入っていて――。

「どなたか、ご指名したい方はいらっしゃいましたか」

 目尻をほんのり下げながら、大石さんが確認してくる。せっかくのご縁であるし、わたしは選ぶなら大石さんがいい、かも。

「……あの、大石さんも、指名できますか?」
「もちろんでございます。私をご指名頂けるなんて光栄です。ではこちらの同意書にサインを頂いてもよろしいでしょうか?」
「はい」

 同意書を見れば、注意事項がつらつらと記載されていた。一通り読んだが特に気になるところはなかったので、署名をしていく。大石さんに同意書を渡せば、にこりと微笑まれた。

「では施術室へ案内いたしますね」
「あ、ありがとうございます」

 白衣を着た大石さんにエスコートされながら、奥の部屋へと連れて行かれる。扉を開いた先の施術室は思ったよりもずっと広く、わたしは目をぱちくりとさせた。
 少し、いやかなり自分の想像していた施術室と、違っていたからである。部屋の壁は白く、クリーンなイメージに合っていて、部屋の中心にはマッサージをするためであろう診察台が配置されていた。
 しかし気になる所はそこではない。部屋の端に、キングサイズのベッドが置かれているのだ。

「え……っ、ベッド……?」
「はい。コースの内容によってはベッドを使うこともございますので。あまり気にしないでくださいね」
「なるほど……」
「ええ。それとまずは施術着に着替えて頂く必要がございますので、あちらのブースをご利用ください。施術着は中にございます」
「了解です」

 わたしは部屋の隅にある小さなブースへ行き、カーテンをさっと閉める。中には茶色のカゴが用意されており、中に下着のようなものが入っていた。恐る恐るその薄い布でできたような白い下着を両手で掴めば、布面積の少ないブラジャーとショーツである。
 え……っ、これを着けるの?
 こんなの乳首くらいしか隠すことが出来ない。ショーツは問題なさそうだけれど……。

「…………あ、あの、大石さん!」
「はい、何かございましたか?」
「えと着替えって……」
「場所が分かりにくかったですかね。失礼いたしました。そちらの茶色のカゴの中でございます」
「う……カゴの中、ですか」

 カゴの中はどう見てもこの下着しか入っておらず、布面積が少ないこれが施術着であると確信する。躊躇いつつも、あまり待たせては悪い気がしてしまう。
 とりあえず着ていた服を脱いで畳み、施術用の下着の代わりにカゴへ入れた。施術用の下着は新品独特の匂いがして、肌に着用すれば冷たい感触がする。そうして鏡に映った自分の姿を見ると、乳首が三角の布で隠れており、秘部はショーツで隠れていた。

「き、着替え終わりました……」
「ありがとうございます。ではこちらへどうぞ」
「はい」

 腕で胸元をさり気なく隠しつつ、大石さんへついていく。てっきり施術台かと思いきや、何故かベッドの方へ案内される。

「え……あの、ここって……」
「”激甘蕩ける甘やかしコース”の方はベッドからでございます。皆さん同じことをされていますから、あまり気になさらず」
「なるほど……?」

 皆も同じことをしている、そう言われると弱い。おずおずとキングサイズのベッドの淵に座れば、すぐ隣に大石さんも座った。ぎし……っ、とベッドのスプリングが跳ねる鈍い音がする。

「藤咲さん、身体へ触れてもよろしいでしょうか」
「え、あ、はい……っ」
「ご了承ありがとうございます。では……」

 次の瞬間、ぎゅうと優しく抱きしめられた。わたしが抵抗しないと分かったからか、背中に大きな両手が回され、抱き寄せられる。後頭部にその手がするりと移動すると、髪の間に入り込み、丁寧に頭を撫でられていく。

「ふあ…………」

 緊張していたはずの身体から徐々に力が抜ける。誰かに抱きしめられるなんて久しぶりで、心がふわっと温かくなった。子どもをあやすように頭を撫でられ、とろんと瞼が重くなってくる。

「藤咲さん、いつもお仕事お疲れ様です」
「……はい、嬉しいです。年末なので忙しくて……」
「そうですよね……ここではぜひ、リラックスしていってくださいね」
「ん……」

 背中をさすられながら包み込むように抱擁されて、ああ、わたし本当に疲れていたんだな、と改めて認識した。

「マッサージとか、って……」
「マッサージは後ほど実施させて頂きますね。少しずつ緊張が解れてきているようで、何よりです」
「えと……はい。ん……」

 じいっと大きな瞳で見つめられながら、よしよしと頭を撫でられる。頬にそっと手を添えられ、すりすりと肌を可愛がられると、ぴくんと身体が揺れた。それさえも、いい子ですね、と肯定されてしまい、頭がくらくらする。

「もう少し触れさせて頂きますね?」

 こくんと至近距離で頷けば、大石さんの整った顔が更に近づいてきて――おでこにちゅ、っと口付けをされた。すぐにその唇は離れていき、にこりと微笑まれる。何をされたのか理解する前に、大石さんの唇は続いて頬に触れ、鼻に触れ、優しく優しくキスの雨が降らされていく。

「んっ……んん……ん……」
「頑張っててえらいですよ」
「あ、ぅ……」
「藤咲さんはいい子ですね」

 ちゅう、ちゅっ、と触れるだけの軽いキス。今日初めて会った人なのに嫌悪感は全くなかった。ただのマッサージではなく、心から大石さんにほぐされる。可愛らしい方ですね、と鼻に唇で触れられて、きゅうと胸が締め付けられた。

「それではマッサージをいたしましょうか。あちらの台へ移動しますよ」
「は、はい……」

 ひょいと身体を簡単に持ち上げられて、施術台の上へ乗せられる。固めの枕へ頭を乗せうつ伏せに寝転ぶと、タオル越しにマッサージが開始された。ぐっ、ぐっ、と身体を押され、身体の凝りがとれていく。

「デスクワークのお仕事でしたっけ」
「そうです……」
「やはり肩が凝っていらっしゃいますね。腰もそれなりに負荷がかかっています」
「な、なるほど。姿勢に気をつけようと思ってはいるんですけど……」
「後から姿勢矯正もやってみましょうか。少しでも効果があると思いますし」
「ありがとうございます……!」

 肩周りを中心に、親指と手のひらを使って解される。最初こそ驚いたが、マッサージの腕は確かなようで心地が良い。これだけでも充分に元が取れている気がしてきた。

「はあ……っ、くっ……」
「声は遠慮なく出して頂いて良いですからね。他に誰も居ませんから」
「あ、はい……んっ……」
「さてそろそろ……」
「わっ」

 ころりと台の上で身体を回転させられると、仰向きにさせられる。あまり意味を為さない胸の下着に手をかけられ、びくりと背中を震わせれば、大丈夫ですよ、とあっという間に脱がされてしまう。

「やっ、あの……!」
「性感マッサージに入りましょうか。まずはパックをさせて頂きますね」
「パ、パックって、っ」
「こちらのものになります」

 大石さんが棚から取り出したのは、乳首用のパックであった。ぺりりっと新品の袋からそれを準備され、ぼんやりと見つめる。パックしていきますよーと終始穏やかな声で説明されると、ついにそのパックが乳首に貼り付けられた。

「んう……っ」
「温感パックですので、温かいですよ」

 乳首に貼り付けられたそれは、じんわりと温かくなってきて思わず身を捩る。なんだか変な感じがしてしまう。様子を確認するように、パックの上から乳首を指で撫でられると、恥ずかしい声が出てしまった。

「あ……っ、ふあ、っ……」
「少しずつ気持ちよくなっていきますからね」
「ふ……ッ」

 大石さんの言う通り、乳首の辺りが温かくなるのと同時に、むずむずと疼いてくる。ソフトタッチでは足りなくて、もっともっと触れて欲しい。気がつけば自ら身体を捩り、乳首への刺激を求めてしまっていた。

「ん、あ、あ……ふぁ……っ、んんう、っ」

 全身がやけに熱くなって、汗まみれになってくる。汗で張り付いた前髪をさっと持ち上げられ、ちゅう、と額にキスが贈られた。

「可愛らしい反応ですね。素直になれていい子です」
「あう……大石さ、乳首、っ、むずむず、して……」
「ええ、パックの効果が出ているんでしょう。して欲しいことがあれば、好きなだけおっしゃってください」
「え……して、欲しい…こと……?」
「はい。甘やかしコースですので、藤咲さんの要望を叶えさせて頂きますよ」
「あ……」

 つんつんとパックの上から胸の突起を刺激され、ぴくん、ぴくん、と身体を揺らしてしまう。して欲しいことをしてもらえる……せっかくだから、この人に甘えたいと思ってしまった。

「あの……大石、さん……」
「はい、どうされましたか」
「直接、胸を触って…ほしい、です……」
「――よく言えましたね。いい子ですよ、藤咲さん」
「ん」

 何をしても褒められる環境にいると、脳がおかしくなってくる。よしよしと髪を撫でられた後、乳首もさすられて、ぺりぺり……と優しくパックを剥がされていく。

「ひゃう……っ、あ、めくれて、っ……」
「……うん。良い感じに保湿されていますね」
「あふんっ」

 乳首に付いてしまったオイルを蒸しタオルで拭われ、甘えたような嬌声が、つい漏れる。寝転がっていた身体をそっと起こされると、背中側に大石さんが座って支えてくれた。たくましい男の身体にふんわりと安心する。

「次はこちらの器具を使用いたします」
「器具……?」
「はい、マッサージ器です。スイッチを入れると、振動するよくあるものですね」

 大石さんがカチッとマッサージ器の電源を入れた瞬間、機械の先端が振動を始めた。そして弱い振動のまま、乳首にそのマッサージ器が当てられる。

「……ふああぁっ!?」
「乳首をゆっくりほぐしていきましょう」
「あ、っああ、んん……っ、マッサージ器、すご、っ、ふやあぁぁっ」

 乳首パックで疼いた乳首は、マッサージ器から与えられる振動に歓喜してしまう。ああ、どうしよう、すごく気持ちいい……っ。まさかこんなにも乳首で気持ちよくなれるなんて思っておらず、ビクビクと腰が揺れる。いやらしい声が漏れて恥ずかしいのに、それさえも可愛い、と許されていく。

「はあぁぁ――っ、あっ、んっ、んん、大石さ、っ……きもひ、っ、あ……あ――っ」
「順調にほぐれてきていますよ。声も我慢する必要はないですからね」
「あんっ、あうう……っ、れ、れも……ひゃん、っ、は、恥ずかし……声でちゃ、っ」
「素直になってくださいね。藤咲さんの声は可愛らしいですから。気にする必要は一切ございません」
「あっ、そん…な……ふあ……あっ、あっ、あ、きもひ、っ……乳首……ぶるぶる、して……」

 弱の振動がひたすら乳首に与えられ続け、背後の大石さんに身体を預ける。甘くて蕩けるような優しい刺激に、口が半開きになってしまう。耳元に寄せられた唇からは、いい子です、頑張りましたね、可愛い、と肯定の言葉だけを浴びせられ、心もとろとろに溶かされていく。

「んあ――っ、あ――っ、ひあ、あ……きもち、い……すき……大石さ、っ、はうっ、きもひひ――……」
「ええ、気持ちよくなりながら、身体の凝りもほぐしてしまいましょうね。……ああ、反対の乳首が寂しそうです。こちらは指でほぐしていきましょう」
「ひあっ!んんうっ、んっ、あっ、同時、っ、らめぇぇ、きもひよく、なっちゃ……んああっ」
「気持ちよくなっていいんですよ?」
「ち、ちが……っ、あっ、ああっ、んっ……ふあ――……乳首、これっ……あっ」

 わたし、これ……イきそうになってる……?
 身体がビクビクして、足の先端に力が入るこの感覚を、わたしはよく知っていた。このままだと、乳首でイカされてしまう。

「ひあっ……んっ、あ、大石さ、っ……あの、っ……んっ、きゅーけいを、っ、ふあ……」
「休憩ですか? もしかしてマッサージが強すぎましたかね。すみません、配慮が足りておらず……」
「い、いえ……っ、ちがく、て……んっ、んん、そのイ……イっちゃい……そう、なんれす……ふうっ」
「――ああ、そうでしたか。でしたらイって頂いて結構ですよ。身体の中から綺麗にしたほうが、マッサージもより効果が出ますからね」
「えっ、そ……んな、ああっ、ほ、ほんとに…イっちゃい、ましゅ、からぁ……んんっ!ふあ、あっ、あっ、ああっ」

 問題ないですよと微笑まれ、マッサージ器の振動は続けられてしまう。短い間隔で身体が揺れて、ぐぐ……っと顎先から背中が仰け反っていく。優しく甘やかされて、イク……ッ。

「んっ、あ、ぁぁ……っ、イ、イッ……!ひあっ、イクうぅぅぅッ!イっちゃ、いま……ひああぁぁっ」
「はい。私の前でイってみましょうか。……恥ずかしいですか? では目隠しをしたらどうでしょう」
「っ……!?やっ、前見えな……っ!」

 突然、大石さんの片手で目もとが覆われ、目の前が真っ黒になってしまった。視覚が奪われたことにより、他の感覚がより鋭敏になってしまい、乳首への刺激がより伝わってくる。

「あ、あ、あ……イ、キ…ましゅ、うあっ、あっ、んふ、っううっ、イ……イクッ!イッ、ぁ、ふああぁぁぁ――――ッッッ!!」

 一際大きく全身が跳ねた瞬間、わたしは乳首でのオーガズムを迎えてしまった。浅い呼吸を繰り返しながら、ぴくん……ぴくん……と弱々しく身体が震える。火照った頬を撫でられ、甘く蕩けた声が自然と溢れ出た。

「はぁ……はぁ……はぁ……ん……っ、く……やぁ、ぁぁ……っ、ふ……っ、うう……」
「上手にイけましたね、よくできました」
「あ……んん……大石…さ……」
「ふふ。次はこちらも触っていきましょうか」
「……ぇ、あっ……!」

 ショーツのクロッチを手のひらでなぞられると、ぐちゅん!といやらしい水音が響き、かあと頬が一瞬で赤く染まる。ああ、濡れていることが、バレてしまった。潤んだ瞳でそっと振り返れば、ぱさりと髪が大石さんの肩へ触れて、その髪を指でとかされる。

「……ぁっ…………」
「濡れていますね、優秀だ」
「え……優秀、っ?」
「そうですよ。こんなにもマッサージの効果を見せてくれているんですから。良い子です」
「ふえ……」

 こんなところまでも肯定されてしまい、ふにゃりと身体の力が抜けていく。華奢な腰を軽く持ち上げられると、履いていたはずのショーツをさっと脱がされ、代わりに見たこともない機械を秘部に当てられた。すっぽりと秘部全体を覆うそれは、透明なプラスチックで出来ているようで。

「今からおまんこを温めていきますね」
「へ、あ……?何いっ、て……」
「こちらは熱で汚れを浮かせる機械ですので、まずはおまんこを綺麗にしていきましょう」
「綺麗に、っ、あっ……ふあ、あ……やっ、何これぇぇ……おまんこっ、熱いぃぃぃ……!」

 急に秘部の恥ずかしい部分へ、熱が送られてくる。蒸されているような、不思議な感覚に身体が戸惑ってしまう。すっかり秘部が発情してしまっているせいで、その熱さえも心地よい。

「んっ、くう……ふあ……は、っ、んん……熱い、からぁぁ……ッ」
「大丈夫ですよ、もう少しだけ頑張ってみましょう? ほら手を握りましょうか」
「んっ」

 不安そうなわたしの手が取られると、きゅうと指を絡めて恋人繋ぎをしてくれた。それだけで心臓が高鳴り、鼓動が速くなる。大石さんは結局、この汚れを浮かせる機械が終わるまで、ずっと恋人繋ぎをしてくれて――時折、可愛い、なんて最大級の褒め言葉をわたしに降らせてくれていた。

「さあ、そろそろ機械を外しますね」
「アッ……」

 カチリ、と秘部へハマっていた機械を取り外されると、むわっとした蒸気が一気に広がっていく。仕上げとばかりに蒸しタオルで秘部を丁寧に吹かれた後、温感オイルを塗り込まれる。

「ひっ……!んあっ、あっ、ああっ、ッ、〜〜〜〜っ、やぁ、っ、ぬるぬるっ、きもひ……っ」
「保湿のために、オイルを塗らせて頂いております」

 大石さんの太い指が、自分の秘部へどうやって触れているのがよく分かる。分かってしまう。どんどん秘部が敏感になっていく感覚。ほんの少し大石さんが指を動かすだけで、わたしの身体がびくんと大きく跳ねた。

「あ……ッ!んあ――っ、ひんっ……ふあ、あっ、っうう……大石さ、っ、指、っ……らめ、れすぅ……」
「あと少しで塗り終わりますからね。足を閉じては駄目ですよ。……はい、言うことを聞けていい子です」
「きゃん……っ」

 ずりっと秘部の割れ目を指でなぞられた瞬間、ぷるんとクリトリスの先端に指先が触れてしまい、わたしは思わず目を見開いた。がくんと強く腰が浮く。じんじんと甘い痺れが広がり、収まらない。気持ちよくて、おかしくなる。 

「さて……藤咲さんはクリトリスへの刺激でお好きなものはございますか?」
「し、刺激……?」
「ええ、特にご希望がないようであれば、吸引をおすすめしておりますが……」
「ええと、その……分からなくて、おすすめで大丈夫…です……」
「承知いたしました。では吸引機を使用させて頂きます」

 ピンク色の小さな機械が横の棚から取り出され、ぴとりと小さなクリトリスへ当てられる。それは、スポイトのような器具であった。

「では今から吸い上げを開始いたしますね?」
「は、はい………………んぐっ!?んああっ、ふああぁぁ――……っ、ひああぁぁっ、んうう――」

 宣言の後すぐにクリトリスが吸い上げられて、頭の中が真っ白に染まる。もっと欲しくて堪らないような刺激が休む暇なく小さな突起へ与えられてしまい、身体がおかしくなってしまいそうだった。

「や゛っ!ん゛ううぅぅ〜〜――、ふぐっ、うあ゛っ、イクっ、すぐイク……ッ!イっちゃ、っ、ぅぅ、やあ、あぁぁぁっっ!」

 本当に少しも我慢なんてできず、あっという間に絶頂を迎えてしまった。白い喉を晒して、細かい痙攣を身体が繰り返す。半開きの口から涎が垂れ、はらはらと瞳から涙がこぼれ落ちていく。大石さんの腕に縋っていないと、狂ってしまいそうだった。

「かはっ、はあ……!んんっ、んう……ふあ、っ、んはぁ、っ、うう……っ」
「すぐイけましたね、吸引機が気に入りましたでしょうか。それとも他も試してみますか?」
「他……」
「他も欲しそうですね。指サックを使ってみましょう」
「ふあ……っ」

 絶頂の甘い余韻に浸っていれば、大石さんの中指と人差し指にピンク色の指サックがつけられる。細かい突起が付いた、いぼいぼの指サックを顔の前に見せつけられて、ごくりと喉を鳴らしてしまう。
 きゅむぅと指サックが付いた二本指でクリトリスを挟まれ、その瞬間、快感電流が肉芽へと走った。

「ん゛あ゛ッッッ、ひう゛っ、やっ、あ、ああ、あ゛〜〜〜〜ッ、大石、さ、きもひ、っ」
「おや……指サックの方が好きそうですね? では吸引機をやめて指サックにしましょうか。……ふふ、可愛らしい顔になっていますよ」
「え、あ……顔、って……」
「早く触って欲しくて堪らない、という顔です。もうこれしか見えてないんですね」
「っ……ぁ、ぁ……や……っ」

 ずりずりずり……っと指サックで優しく肉芽を擦られ、じっとりとした甘い快楽を与えられてしまう。吸引のような強い刺激とは異なり、こういった快楽はなかなか引いていかないのだ。ああ、気持ちいい、気持ちいい……っ。

「ふああぁぁ……っ、あんっ……ひあ、っあぁぁ――……きもひ、っ、きもひぃ……や……い、イク……っ、イっちゃ、っ」
「たくさんイけていい子ですね。よしよし……もっとイクところを見せてください」
「う、うう……っ、あ――っ、あ――っ、ふあ、あ……っ、んんっ、う、いい子……えへへ……あんっ……大石さ、っ、ふああぁぁ――……」

 台の上で片足が空を勢いよく蹴って、足をピンと伸ばしたまま達してしまった。爪の先まで足が伸びきった致命的な絶頂に、ガクガクと身体を震わせる。
 こんなの我慢なんて出来ない。すぐイク……イってるのに……何回もイってしまう。
 とろとろに蕩けてふやけた表情を褒められながら、弱いところである肉芽の裏筋を指サックでなぞり上げられると、どろりと白い愛液が秘裂から垂れ落ちていく。

「ん゛あ゛ああ――ッ!ぁぁ……ぁ……イ……イっ、く、また……っ、いくっ!いってるの、にぃぃ……いくっ、んうう……っ」
「裏側が弱いのですね。ではここをよしよししてあげましょうか」
「ひ、いっ、いあ゛あぁぁ〜〜〜〜っ、はぁ、うあっ……はぁ、はぁ、っ、や……っ、きもひ、クリ、っ……きも、ひ、ぃぃ……」

 ずっと気持ちいいのが終わらなくて、ひたすらに甘イキを身体がし続けている。どぴゅっと愛液を噴き出し、太腿の内側が痙攣してしまう。イっている間も、クリトリスをゆっくり指サックで愛撫されてしまい、また絶頂が迫ってきて――。

「んふう゛うぅぅ――……ひあ、っ、ああ――っ、大石、さっ、ずっと、イって、て……あ゛〜〜〜〜ッ、イってる、から……っ」
「……イってるから、どうして欲しいのかな。止めて欲しい……? それとも、もっとして欲しい……?」
「ぁ、う、う……それは、っ……ああっ!」
「藤咲さんが望むことを私はいくらでも、してあげられますよ」
「っ……あの、もっと……っ、んっ、もっ…と……して、くださ、っ……あっ、ああっ、大石、さっ、ふああぁぁぁっっっ」

 大石さんは親指にも追加で指サックを装着すると、中指をずぶん!と膣の奥へ突き立ててきた。急な刺激に脳がついていかず、ばちばちと快感電流が全身に走る。膣天井のざらざらと膨らんだ箇所を、指の突起で何度も押されたら、一気に視界が白く明滅してしまった。

「膣内、っ、すご……ぃ、あっ、あっ、あ、あっ、アッ、んあ〜〜〜〜ッ」
「すっかり中が充血して、気持ちよさそうになっていますね。ここも、膨らんできています」
「う゛あっっ!やらっ、あっ……ひあっ、あっ、膨らん、で……って、っ、そん、な」
「Gスポットをご存知ないですか。ここを押すと段々と気持ちよくなれるんですよ」

 ぶつぶつの付いた指腹で、膣天井の小丘を押し込まれると、きゅうぅぅっとお腹の奥が締め付けられる。そして、その指が離れた後、今度は例えきれない解放感に全身が包まれていく。その繰り返しが癖になり、大石さんの指を離せない。とん、とん、とん、と一定間隔のリズムで押し込まれる指が、わたしを追い込んだ。

「んあっ、あ゛っ、ふあ、ひあっ、んやっ、あ……いく……いくっ……い……くぅ……ふあ……いくっ……いくいく……ああ……っ!」
「Gスポットですぐイきそうになれるなんて、敏感で可愛いですね。そのまま腰をガクガクさせながら、イってしまいましょう?」
「っ、イっちゃ、う……いく……いく……んううぅっ!ゃ……っ、らめ、なんか出る……ッ、う、あっ、ああっ、ッ、いくいくいく……っ……い、あ゛ああぁぁぁ〜〜〜〜ッッッ!!」

 びくん!と腰が大きく浮いた瞬間、ぷしゃあぁぁと勢いよく尿道から潮が噴き出す。想像以上の恍惚感にたっぷりと酔いしれ、舌を突き出したまま絶頂を迎えた。潮吹きがこんなにも気持ちいいなんて、知らない。潮吹きをしている最中にも、大石さんの指が膣内でくにくにとGスポットを刺激するせいで、透明な液体が出続けている。

「ひあ……!ふああぁぁ――、は、はぁ、っ……はぁ……んああぁぁぁ――……はひ……なに、これぇぇ……」
「潮吹きは初めてでしたか? やはり藤咲さんは優秀ですね、覚えもいいですし」
「あ……ありがと、っ、ござい…ま、っ……えっ!?んあっ!なんれ、っ、今……出て……ふああぁぁっ」

 今潮吹きをやっと終えたところだというのに、大石さんは再び指サックでGスポットを押し潰してくる。膨らんだそこを押し込まれると、ガクッと腰が跳ねて恥ずかしい。大石さんに身体を支配されているこの感覚が、わたしの被虐心を満たしていく。

「やっ、ひんっ、また、イクの……きちゃ、っ!いああぁぁぁっっ、ふあ、あ……い、いくいく……また……いっ、く……!」
「ええ、たくさん出してくださいね。身体の中から疲れをとっていきましょう」
「はうっ、い……く、っ…いく……いくいくいく……ッ!んふう゛ぅぅっっっ、い……っ!い゛ぐう゛うぅぅぅ――――っっっ!!」

 先程の激しさとは異なり、チョロチョロと潮が連続的に漏れ出してくる。甘くて苦しい快楽に全身が襲われ、堪らず両手を空に伸ばせば、背後にいた大石さんが手を繋いでくれた。漏れる潮を見られたくなくて手で隠そうにも、恋人繋ぎをされてしまい、全てを見られてしまう。

「や……っ、潮、噴いて……っ、んあっ、みちゃ、やらぁぁ……はああぁぁ――――っ」
「見られるのは嫌いでしたか。藤咲さんが本当に嫌なら、後ろを向いていますが……どうされます?」
「ぇ……え、っ……それ、っ……は……」

 わたしが嫌なことはしないようで、嫌だと言えば本当にそうしてくれるのだろう。見られるのは……嫌、なのかな。この人に、潮を噴いているところを見られて、それで、わたしは……興奮しているのに。

「ぁ、っ、見て……見て、くださ……ッ、わたしの、潮吹き、見て、あっ、欲しいれすっ」
「見られるの好きなんですね、えっちな子だ。潮を漏らして、台を汚してしまって……可愛らしい」
「あっ、ごめん、なさ……っ」
「謝る必要はございません。褒めているのですから」
「ふあっ」

 つぷんと膣内に入り込んでいた指が抜かれると、粘度の高い愛液が秘部と指で糸を引く。ぐったりと施術台に身体を預けていれば、次はベッドに行きましょうか、と横抱きにされたまま運ばれてしまう。

「ぁ……」
「最後の仕上げの時間ですよ」

 ぼんやりとベッドに座り込んで大石さんを見ていれば、着ていた清潔感のある白衣を次々と脱いでいった。白衣で隠れていて分からなかったが、大石さんは鍛えているようで、腹筋は割れているし、胸筋もすごい。まさかこんなたくましい身体を持っているなんて思っておらず、その身体から目が離せない。

「甘やかしコースの体位は座位がデフォルトですが、他に希望の体位はありますか」
「ぇ、い、いえ……普通ので大丈夫です……!」
「承知しました。では準備をいたしますね」
「ひっ……!」

 大石さんはコンドームを雄竿に装着していた。ちらりと見えたサイズがXLと書いてあり、無意識のうちに腰を引いてしまう。既にそそり勃つ雄竿は、我慢汁をだらだらと溢し、血管も浮き出ていて巨悪なものだった。
 こんなの、挿入されたら、どうなってしまうのだろう。瞳にハートが浮かんだようなうっとりとした目で、大石さんを待つ。

「さて、挿入いたしましょうか。こちらへ」
「は、はい……」

 ベッドに座り込んだ大石さんの上に跨ると、片手を相手の肩に置きつつ、もう片方の手で膣口を探る。ぴとりと太い肉棒をその入り口に当てたら、その熱にびくりと腰が震えた。

「うあ……っ、熱い、れす……ッ」
「大丈夫ですから、ゆっくり挿れていきましょうね。怖くないですよ」
「ん゛あ……あっ……あっ」

 腰を大石さんの手で支えてもらいながら、極太の雄竿を膣内へ飲み込んでいく。少しずつ入っていくたびに、カリの出っ張ったペニスが膣壁を抉り、頭が真っ白になるような快楽に襲われる。

「は―っ、は―っ、ひ、っ、う……あっ、あっ、は――っ、はいら、な……っ」
「ん、藤咲さん落ち着いて……」
「やあ゛あぁぁっっ、ふあ、っ、あっ、あっ、アッ……らって、こんな……っ」

 あまりにも快感が重いせいで、下ろす腰が止まってしまう。目の前がチカチカと白く明滅して、気を抜けばすぐにでも足が脱力してしまいそうだった。まだ全部、入っていないの……っ。

「ひんっ、あっ……まだ……っ、大石さ、っ、うああっ、あっ、むり……っ、んああぁぁ――ッ!きもち…よすぎ、て……」
「……そうですね、いきなりは難しいですよね。手伝いましょうか。支えているので身体の力を抜いてください」
「あ……っ、はひ……」

 がっしりと腰を両手で支えられ、ずぶずぶと膣内へ雄竿が押し込まれていく。自重で逆らうこともできず、ひたすら膣内を擦られる感覚に、ばちん!と気持ちいい刺激が頭の中で弾けた。

「ひぐっっっ!?あっ、イクッ……!イクっ!イクイクッ!!ひあ゛ああぁぁ――――ッッッ!!」

 膣内イキをきめた瞬間、身体が弛緩し最奥まで一気に雄竿が入り込んだ。子宮の入り口をずぶんっと雄竿の先端が潰してきて、意識が飛びそうになってしまう。

「あ、あっ、あ……あ……ぁぁ…………おまんこ、っ、おかしく、なっ…ちゃ……ゃ……」
「全部入りましたよ……っ。いい子です。私の首に腕を回してくださいね」
「あっ……んんっ、う……」
「本当に可愛い、な。ぎゅってくっついてて……訳が分からなくなってしまいましたか?」
「んっ、んん、らって、深いぃぃっ、きも、ちっ、ふああっ、おかしくなっちゃ、っ……!」

 ぎゅうぎゅうと目の前の男に抱きつき、迫り来る快楽に必死で耐える。涙で濡れた唇に吸いつかれ、舌を激しく絡ませられたら、多幸感に満たされていく。大石さんと気持ちよくなることしか考えられない。腰をぐりっと円を描くように動かされると、悲鳴みたいな嬌声が漏れた。

「ひあ゛あっっ!!あ……っ、あっ……そこっ、らめぇぇっ、ナカ、っ、こすれ…て……んあっっ」
「ああ、すみません。嫌でしたか」
「……ぇ、ぁ、そういう、わけ…じゃ……〜〜〜〜っ!?ひぎい゛いいぃぃぃッッッ!!急に、動い…ちゃ……ッ、あ゛――っ、あ゛――っ」

 大石さんに抱きしめられたまま、ずちゅ、ずちゅっと腰を上下に揺らされて、子宮の入り口を責められる。奥を擦られながら、ディープキスで舌を絡めとられ、甘やかしえっちに心が踊った。キスハメ、気持ち良すぎる……っ。

「んっ、んん゛うっっ、ん〜〜〜〜ッ、ふ、あっ、はぁ、はぁ……!くるしっ……イクっ、イクぅぅぅッ!ちゅー、されながら、っ、イっちゃ、う゛」
「キスハメが好きなんですね。らぶらぶなセックスをしながら、たくさんイキましょう。気持ちよくなれてえらいです」
「う、うう……いくっ、いくいく……いっちゃ、う、んんっ、イ――ッ!!またイ゛グう゛ううぅぅぅッッッ!!ひあ゛ああぁぁぁ――――ッッッ!!」
「く……っ」

 大石さんの上で腰を大きく浮かせながら、こぷこぷと白濁の愛液が秘裂からたっぷり垂れ落ちた。甘い甘い絶頂に唇を震わせつつ、口端から落ちた涎を舐めとられる。愛おしそうに髪を撫でられ、可愛いと囁かれた。

「っん、ん……あ……ぁぁ……きもひ……しゅき……あうう……」
「ふふ。藤咲さんに気に入って頂けて、嬉しいですよ」
「あっ、やぁんっ、ふあっ、あっ、きもち、っ……きもち、ぃ…ぃ……んううっ、ああっ!あッ!んやあぁぁあぁ……っ、大石、さっ」
「はい、私はここにいます。気持ちいいですね」
「んっ、ふっ……きもひ、い……きもひ、もっと、して……ほし、っ、はううっ」

 もっと、もっとと懇願すれば、ばちゅ、ばちゅっ、と淫らな水音を立てて、最奥を何度も串刺しにされていく。可愛い、好き、いい子です、と肯定する言葉をいくつも浴びせられ、甘やかされた。
 なんて幸せで、嬉しい空間にいるのだろう。こんなにも愛されて、甘やかされて……癖になってしまう。

「ふああっ、大石、さっ……んあっ、イクイクっ、イっちゃ――ッ、っうぅ〜〜〜〜、大石、ひゃ、っ、大石…さっ」
「藤咲さん……っ、中、すごい締め付けですね。はぁ……っ、もっと乱れる姿を、見せてくださいませんか」
「そ……んな、っ、うあっ、ああ……ッ、ああぁぁんんんっっ、んっ、くう……!ずっと、きもち、っ……み、見て…くださ、っ」
「…………はは、っ。本当に素直で良い子です、ね」

 やけに低い声で囁かれ、引いた腰を勢いよく打ち付けられた。ぱんっ!とお互いの性器がぶつかり合う音が響き、思わず目を見開く。目の前にいる大石さんの瞳の中に、ゆらゆらと雄の光が妖しく光っていて――。

「大石、さ……?んっ、うあ゛ッ!?やっ、なんれっ、強いぃぃ……!ん゛ぐっ、はげしっ、ひぎい゛ッッ!」
「……すみません。藤咲さんは、お客様だと分かってはいるのですが、止まれなさそう、です……っ」
「あ゛あっっ!!ひっ、あ゛っ、大石、さ……やぁぁぁっ!い、いくう゛っ、い、いっちゃ……ッ、また、っ、イッグゥゥゥ――――ッッッ!!」

 ガツガツと奥をガン突きされて、その衝動で身体が揺さぶられる。たぷたぷと揺れ動く張り詰めた乳房に、唇を寄せられ、ちゅぷっと乳首を吸い上げられてしまう。

「んああっ、乳首っ……や、やめ……!ひあ〜〜〜〜ッッッ!!あうっ、イ、イってるぅぅぅ、ずっと、イって……おまんこっ、壊れちゃぅぅぅ……!」
「ああ、っ……本当に、可愛い……っ。素直に反応しちゃうところも、すぐイっちゃうところも全部、可愛い…ッ」
「はううぅぅぅ……っ」

 崩れた敬語が、大石さんの余裕のなさを示しているようで、胸がきゅうと締め付けられた。わたしのはしたない声が響くところを重点的に肉棒で責められ、絶頂が終わらない。イキっぱなしになってしまっている。

「あ、ああぁぁぁ……ッ!いくいく、っ、いくう――っ!う、ああ、あっ、いくっ、いく……ッ、イッ、クッッッ!!〜〜〜〜ッッッ!!」
「イクイクって言葉しか言えてなくて、可愛いですね。ほら、藤咲さんも自分で腰を動かしてみてください。気持ちいいところ、わかるでしょう?」
「や゛っ、はずかし、のに……っ、んあっ、腰、っ、とまんな……ッ!ひあああっっ、ふあっ、あんっ、きもひっ」
「恥ずかしくていいんですよ。ここでは藤咲さんの弱い所も恥ずかしい所も、全部曝け出していいんですから」
「はう……っ、ぜんぶ……んああ、あ゛〜〜〜〜ッ、あ゛――ッ、あ、あ、きも……ひ……」

 腰をゆるゆると上下に振られながら、耳を舐められてしまい、好き、と熱い息を注がれる。お返しに大石さんの形の良い耳をそっと舌で舐め上げ、はあ、と息を吐けば、苦しそうな呻き声が目の前のマッサージ師から聞こえた。
 奥まで雄竿を挿入したまま、ぐりぐりと奥を引っ掻かれ、鼻先に火花がいくつも飛び散ってしまう。

「ア゛ッッッ!!う゛ぐっ、んんぅ、イってる、っ、イってる…からぁ……!大石さ、っ、も……っ、無理ぃぃぃ……ッ!」
「…………本来お客様から無理と言われたら、私たちは止まらないと駄目なのですが……。すみません、少しだけお許しください、っ!」
「ん゛う゛ううぅぅぅッッッ!!大石、さ、大石、さっ……!ふああ゛あぁぁぁ――――っっっ、あっ、あ――っ、あ――っ」
「っ、私も、もう……イキます、っ……!」
「あ゛……イって、くださ、っ、大石…さ、んやあ゛ああぁぁぁっっっ、ひぎいいぃっっ」
「ぐ……っ、出すよ……ッ!」
「あ゛、あ……ああぁぁぁぁぁぁ――――――ッッッ!!!!」

 ゴム越しに精液を注ぎ込まれ、わたしは大石さんと同時に深い絶頂を迎えた。頭の中も視界も真っ白で何も見えないのに、大石さんに強く掻き抱かれると酷く安心する。甘く愛おしい快楽に全身を包まれながら、唇を重ねられてしまい、何も考えられない。

「ん……あ゛あ……あ……あ……っ」
「ぐ、う……っ、大丈夫でしょうか、藤咲さん……」
「は、はひ……っ」

 絶頂の余韻に浸りつつ、頭と背中をよしよしと撫でられ続け、心がとろんと蕩けていく。まさかこんなマッサージであるなんて、想像もしていなかった。
 わたしの身体を綺麗に拭いて、頑張りましたねと褒めてくれる大石さんに、惹かれてしまっている。

「またのお越しをお待ちしております」

 ニコニコと微笑みながら、わたしを見送ってくれる大石さんの優しい瞳から、暫く目を離すことができなかった。

fin