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憧れの上司の同僚に誘われて、ひたすら甘やかしえっち♡
クンニ&クリフェラで弱い所を探られながら、誰に抱かれているかを分からされる話♡


名前変換

花木:社会人2年目。押しに弱く流されやすい性格。ただ、仕事ぶりは丁寧であり、頑張り屋のため、周囲にも認められている。最近憧れの上司である新見と身体を重ねた。
森田:新見の同僚であり、チャラい雰囲気がある。新見が気にかけている主人のことが気になる。
新見:主人公の上司であり、新人の頃から主人公の面倒を見ているため、主人公を特別気にかけている。普段は穏やかで優しい性格であるが、Sな部分も実はある。

※本作品では、登場人物が3人いるため、名前変換①②③を使用することが可能です。④は入力しても使用できませんのでご了承ください。本作品のみ特殊ですが、次のように変換スペースを読み替えてご利用ください。
本作品では③の上司は名前のみしか出てきません。
①:主人公の名字
②:憧れの上司の同僚の名字
③:主人公の憧れの上司の名字



憧れの上司の同僚に誘われて、ひたすら甘やかしえっち♡
クンニ&クリフェラで弱い所を探られながら、誰に抱かれているかを分からされる話♡



 会社のデスクでパソコンに向き合いながら、わたしはつい口元を緩ませてしまった。社員同士の慰安旅行で、それで新見さんと身体を重ねて――好きだと何度も囁かれて。
 あれ以来、新見さんと二人きりでプライベートの話をすることは無かったし、会うこともなかった。

 ――けれど、わたしたち両思いってことなんだよね?
 大人になってからの恋愛なんてそんなものかと思いつつ、割り切ったような関係に、ふと不安になってしまう。

「――お疲れ、花木ちゃん」
「……あ、森田さん。お疲れ様です」

 ぱっと顔を上げたら、この間の慰安旅行で顔見知りになった森田さんが、缶コーヒーを持って立っていた。やるよ、と言われて温かい缶を有難く受けとる。森田さんは焦げ茶色の髪をぴっちりとワックスで掻き上げていて、できる会社員といった印象だ。

「ありがとうございます……」
「いや? ちょっとこのフロアに用事があったからさ。花木ちゃんの顔を見ていこうと思ってな」
「あはは……そうでしたか」

 森田さんからはふんわりと不快にならない程度に香る、甘い匂いがした。清潔感もあるし、顔立ちも整っているし、多分女性に困らないタイプであろう。その証拠に経理の女性たちが森田さんをチラチラと見て、何か話しているようだった。

「そういえば今日の夜、新見と飲みに行くけど花木ちゃんもどう?」
「え……っ」

 新見さんと飲みに行ける、なんて。森田さんがいるものの、もしかしたらこの間のことが聞けるかも。正直行きたいなと森田さんの誘いに言葉を詰まらせたら、にやりと笑われた。

「行きたそうだね、今日定時で上がれそうなの?」
「あ、それは、大丈夫です……」
「ふーん、なら行こうよ。会社の入口の所で待ち合わせだから」
「なら、ぜひ……お願いします」
「おっけー、新見にも言っておくわ」

 それだけ言うと、森田さんは上機嫌そうに鼻歌を歌いながら、フロアから立ち去っていく。どこかのタイミングで新見さんと二人で話せればいい、わたしはそんなことを呑気に考えていた。

「お待たせ。待たせて悪いな、花木ちゃん」
「いえ……わたしも今来たところです」

 荷物を持って会社の玄関で待っていれば、黒のコートを羽織った森田さんが現れた。新見さんではなかったため、密かに落胆しつつ、森田さんに挨拶をする。

「そういえば新見なんだけど、仕事のキリがまだ付かないらしくて、先に行っててくれってさ」
「あ……そうなんですか?」
「ああ。だから、先に店へ俺らで行くぞ」
「は、はい……」

 森田さんがどんどん前へ進んでいってしまうので、わたしは慌てて後からついていく。新見さんが来ないなら行く意味がないなあ、と森田さんには悪いがこっそりとテンションを下げる。
 案内された居酒屋に森田さんと入れば、温かい店内の空気にほっと気が緩んだ。

「ここは俺の行きつけなんだ。酒も美味いし、つまみも美味い。食事は俺のおすすめをとりあえず頼んでいいか?」
「おすすめ……はい、お願いします」
「おっけ、そうこなくっちゃ。あ、花木ちゃん苦手なものある?」
「いえ、特にないですね」

 森田さんは店員を呼ぶと、慣れた手つきで注文をしていく。飲み物は二人ともハイボールを選んだ。すぐにハイボールが届き、森田さんと乾杯する。いい具合にお酒も食事も腹に入ってきたところで、森田さんが楽しそうに笑った。

「そういえば花木ちゃんは、新見のことが好きなの?」
「え……!? な、何の話ですか」
「恋する乙女みたいな目で新見を見てるから、好きなんかなって思って」
「そ、それは……」

 言い淀んでいれば、アルコールでほんのり頬を赤く染めた森田さんがからからと笑いながら、ハイボールを一気に飲み干した。かと思えばそれ以上は追求されず、ほら飲めよと寧ろ酒を煽られる。わたしは新見さんの話を誤魔化すように、いつの間にかテーブルに置かれたカクテルをぐっと喉の奥へ押し込んだ。やけに甘い酒だった。

「あれ、花木ちゃん。もしかして酔ったか、顔真っ赤だ」
「んん……新見さん……」
「新見じゃないけどね。ほんとアイツしか見てないのな」
「ん――……」

 何だか身体がふわふわして、気分が良い。視界がぐるぐると回っている気がしたけれど、それが気にならないほど上機嫌だった。木製のテーブルに突っ伏し、新見さんと無意識のうちに好きな男の名前を呼べば、ぐしゃりと髪を撫でられる。

「……新見は来ないよ。てか本当に来ると思ってたの。純粋で可愛いな」

 意識を失う直前、目の前にいた男が何かを話していた気がするけれど、聞き取れなかった。

 重たい瞼をゆっくりと開くと、部屋の明るさにわたしは思わず目を細めた。反射的に横を向けば、見たこともない部屋で、訳が分からない。
 ただ部屋の中心にある大きなベッド、ソファとテーブル、テレビ――この構成はどこかのホテルであるようだった。わたし、どうしたんだっけ。確か森田さんと飲んでいて、それで段々アルコールが回ってきて――そこから記憶がない。注文した覚えのない酒だったけれど、もしかしてアルコール度数が強かったのだろうか。ズキン、と頭がアルコールのせいで痛む。

「――あ、起きた?」
「森田さん……っ、あの、わたし、どうして……」
「覚えてない? 花木ちゃん居酒屋で寝始めたんだわ。家も知らないし、とりあえず近くのホテルへ連れてきたってわけ」
「え、ごめんなさい……!」
「いや? まあいいけど。借りってことにしとく」
「うう……はい、すみません……」

 森田さんはタオルで髪を拭きながら、バスローブ姿で出てきていて、風呂に入っていたのだろう。というか、わたし、新見さん以外の男性とホテルで二人きりなんて……っ。自分はとんでもないことをしでかしているのでは、とわたしは慌ててベッドから飛び起きる。

「わたし、か、帰ります……っ」
「え? っていっても、もう終電もないし泊まっていく方が無難だと思うけど」
「で、でも……」
「寝るだけなんだし、問題ないだろ。朝電車が動き出したら、すぐ帰ればいいんだからさ」
「う……まあ、そうですよね……」

 タクシーを使ってまで帰るほどでもない気もする。諦めたようにわたしはため息を一つ吐くと、今日はここに泊まっていく決心をした。ちらっと森田さんを見れば、ペットボトルの水を二つ持っていて、そのうちの一つを飲んでいる。

「花木ちゃんも水飲む?」
「あ、頂いてもいいですか」
「はいはい」

 ペットボトルの水は二つあった。普段あまり見かけないラベルなので、ホテルにアメニティとして置いてあった物だろう。片方を森田さんが飲んでいるから、てっきりもう一つの方を手渡されると思っていた。

「――――ぇ、っ、んんっ……!?」

 森田さんは自らのペットボトルの水を口に含むと、そのままわたしの唇に口付けし、口伝いに水を飲ませてきた。整った顔が至近距離にあるせいか、驚きでその水を飲んでしまう。そっと離れていく森田さんの唇は、濡れていた。きっとわたしの唇も同じく濡れているのだろう。

「はぁ……っ」
「……足りなかったか?」
「え、っ、ぁ……んむっ」

 再び森田さんが口内へ水を含み、口付けをしてくる。ほんの少し口を開けば、その隙間から水がゆるゆると送られてきた。こくん、こくん、と小さく喉が動く。もう水は無いはずなのに、森田さんの唇は重ねられたままだった。

「ん……森田さ、っ……何してっ」
「何って、水が飲みたかったんだろ?」
「だってまさか、こんな飲ませ方、なんて……」

 森田さんのごつごつした親指が、わたしの上唇をぬるりと撫でていく。触れられているだけなのに、背筋がぞくんと震えてしまった。濃褐色の瞳から目を離せない。

「森田さん、なんで、こんな事……っ」
「なんでって……君が新見のお気に入りだからだよ」
「え……」
「アイツのお気に入りだと思うと、手を出したくなる」
「――っ!?」

 ベッドの上で座った格好のまま、強く掻き抱かれた。たくましい身体に包み込まれ、一瞬で森田さんの甘い香りが漂ってくる。咄嗟に胸を押し返そうとするけれど、びくともしなくて、動けなくなってしまった。

「なあ、新見とセックスしたんだろ。アイツはどんなセックスをしたんだ?」
「っ、せ、セックスって……ッ」

 直接的に卑猥な言葉と、あの日の出来事がフラッシュバックしたことで、耳までかあ、と真っ赤に染まってしまう。恥ずかしさに覆われた耳へ熱い息を吹きかけられた後、耳たぶを甘噛みされて、わたしは身体を捩った。

「やっぱりしたんだな。……はは、アイツが部下の女に手を出すような男だって言いふらしてやろうか。そうしたら、周囲の人間から良い印象だとは思われないだろうよ」
「そんな、新見さんに迷惑をかけるのは、やめて、ください……っ」
「だったら……大人しく俺にも抱かれなよ」
「っ……」
「――大丈夫。俺は新見と違って、ベットの上じゃ優しいんだよ」

 わたしは森田さんにベッドへ押し倒されると、情けない言葉を小さく漏らす唇を優しく塞がれてしまった。

「んむ……っ、んっ、んんう……っ」

 宣言通り、森田さんのキスは優しかった。恋人が戯れ合うような軽い口付けをひたすら繰り返されて、そのギャップに戸惑ってしまう。いかにも女性慣れしてそうな見た目なのに、案外遊んでいないのだろうか。ちゅ、ちゅ、と角度を変えながら重ねられる口付けが、わたしを惑わせていく。

「ん……っ、森田さん……ッ」
「んちゅ、どうかした、花木ちゃん……んっ、ちゅ」
「やっぱり、っ、こんなの、よくな……んんっ」
「今更、何言ってるんだよ、っ」

 意外にも穏やかなキスをしてくるせいで、理性が警鐘を鳴らしてくる。わたしは新見さんが好きなのに、どうして森田さんと、セックスすることになっているんだろう。こんなの、絶対に良くないのに……っ。
 けれども頭を優しく撫でられながら、キスをされてしまえば、目の前の男に全てを許されているような気分になってしまい、頭がくらくらした。

「んっ……んふっ、んう……♡♡」
「ああ、花木ちゃんの声が蕩けてきたね。良かった、俺とのキスが気持ちいいんだ?」
「っ、そんな訳……んっ!♡」

 べろんと唇を舐め上げられて、その瞬間わたしはビクと身体を震わせ、期待でぎゅっと目を閉じた。それでも決して強引な行為をされることはなく、しばらくの間、唇を見せつけるように舌で舐められ続ける。

「あ、あ……っ♡ やっ、舐めない、で……くださ、っ」
「唇を舐められるのが嫌か? だったら、代わりに舌を出してみてくれよ」
「し、舌……?」

 おそるおそる舌をちょこんと出せば、その小さな隙を見逃してもらえず、森田さんにその舌先を歯で挟まれて、外に引っ張り出された。そのまま舌先同士をチロチロと擦り合わされ、くちゅ、くちゅと水音が響く。

「あっ、あう……ら、らめ……っ♡♡」
「こうやって舐めたら、花木ちゃんからも見えるだろ?」
「〜〜っ♡♡ や、恥ずかし、っ♡」

 一度口外に連れて行かれた舌は逃げられず、わざと動きがみえるように、甘噛みされて舌を扱かれる。新見さんの強引なディープキスとは全く違う。決して無理やりはせず、わたしの羞恥を見事に煽るディープキスだった。ぴくぴくと身体を小さく震わせながら、腰がじぃぃんと重くなる。

「ん、あ、あっ……♡♡ はうっ、あっ♡♡ あ〜〜ッ♡ んっ、も……っ、舌っ♡♡ 吸わない、れ、くださ……♡」

 ぢゅるぢゅると舌先を吸われ続けているせいで、舌が痺れてきている。瞼がとろんと落ちてきて、知らない間に森田さんの背中に両手を回して縋ってしまっていた。

 あっ、あ……っ♡♡ 舌っ、びりびりっ、してぇぇ♡♡ きもちいいの、っ、終わんな……っ♡♡

 森田さんはベッドの上じゃ優しいと言っていたから、わたしが本気で嫌だと言ったら、やめてくれるかもしれない。……どうしよう、わたしが、やめてほしくない♡♡

「ひああ……っ♡♡ ああっ、あっ♡ んっううっ♡♡」
「ベロチュー気持ちいいよな。素直になっとけって。こういう時は、気持ちいいって口に出した方が、気持ちよくなれるぞ」
「ぁ……ううっ、き、きもち……いい……れすっ♡♡ んああっ♡♡♡ きもひ、い〜〜……♡♡♡ はぁぁっ、森田さ、っ♡♡」
「良かった、俺も気持ちいいよ。このままずーっと、らぶらぶベロチューしような。嬉しいだろ?」
「ず、ずっと、なんてぇ♡ ん――っ♡♡ ん――っ♡♡ 舌……っ、おかしく…なっちゃう、っ♡♡ あうう……♡」

 ぢゅっ♡ ぢゅるぢゅるぢゅるっ♡♡ ぢゅーっ♡♡
 こんなの続けられたら、本当に頭がおかしくなってしまいそうだった。既に頭がぼうっとしているし、完全に興奮してしまっている。ようやく舌の吸引が終わったと思えば、今度は口内の全てを分厚い舌で暴かれてしまう。

「ふあ、あ……ああっ……んんっ……あっ……♡♡♡ ぷあ、あ……そんなとこ、舐め、ちゃ……あうう……♡♡♡」
「花木ちゃんの全部を教えて欲しいからさ。ん……ここは、どう? 上のところとか」
「ひゃん……!?♡♡♡ ふああ〜〜〜〜ッ♡♡ あっ、ああ……アッ……♡♡ そこっ、い、いや……っ♡♡ 森田ひゃ、やめ…て……♡♡♡」

 上顎のざらざらとした箇所を舌先で弄ばれると、口内がびりびりと快感電流で甘く痺れていく。頭が沸騰したように熱くなり、それを振り払うように首を振れば、おや、と森田さんが不思議そうな顔をした。

「あっ、本当に嫌だったか? 気持ちよさそうだったけれど……」
「っ、その……♡♡ ええ、と……♡♡」
「言ったろ、ベッドの上じゃ優しくするって。嫌ならやめるけど……もし、恥ずかしいからやめてって言うなら、止めてやれないな」
「あ……ああ…………♡♡♡」

 ちゅる……っと舌を差し込まれて、敏感に反応する上顎を集中的に舌でなぞられる。擦られるたびにびくん、びくんと揺れる身体で察せられてしまうくらいには、気持ちよくなってしまっていた。「や、やめないで……♡」と消えてしまいそうな声で囁けば、にんまりと口元を歪めた森田さんが楽しそうに頭を押さえてきながら、そこばかりを舌でくすぐってくる。

「う゛あ……♡♡♡ 頭、逃げられない、ように…するの、っ、らめ……♡♡ ふああっ♡♡♡ んあ、っ♡♡ あ――っ♡♡ あ――っ♡♡ はあ、あ…………♡♡♡」
「止めて欲しくないんだろ? おねだりしたのは花木ちゃんの方だ。ほら、ここを舌でこすこすされるの気持ちいいな? 言ってみ、気持ちいいって」
「あっ、あっ、あ…………きもひ、い……っ……♡♡♡ んうっ、きもひ、い♡♡ れす、っ♡ はあ、あ……♡♡ んあ、っ、んんっ♡♡♡」
「ははっ……可愛いな。たくさんしてやるから、ん、もっとこっちおいで。身体をくっつけるぞ」
「んっ♡♡♡」

 脇の間から手を差し込まれて、ぎゅうっと柔い身体を抱きしめられる。不覚にも、引き寄せられる腕の強さに男らしさを感じてしまい、きゅうと胸が高鳴った。全身を出来るだけ触れ合わせながら口付けをされて、頭が真っ白になっていく。すると、股間でぐりっと硬いものが押し付けられる感覚がし、わたしは思わず目を見開いた。

「うあ……っ♡♡♡ あっ、らめぇ……っ……♡♡♡ 当たってる、からぁ……♡♡ んんうっ、んっ♡♡♡」

 ズボン越しでもこんなに熱が伝わってくるなんて。
 きっとめちゃくちゃに勃起しているのに、決して無理やり挿入することはなく、わたしが気持ちいいと言ったキスをしてくれる。ぐりっ、ぐりっと布越しに擦り付けられる雄竿に、わたしの方が我慢できなくなりそうだった。

「あっうっ…あぁっ♡♡♡ んうっっ、あつ、ぃぃ……♡♡ あっ、も……っ♡♡ 森田さ、っ♡♡ ぐりぐりっ♡♡ しちゃ、ぁ……っ……♡♡♡」
「……ああ、悪い。ベロチューが良すぎてギンギンに勃っちまったな。無意識のうちに腰振ってた」
「あ……っ♡♡ そ、んなぁ……♡♡♡」

 硬くて太い雄竿が秘部へと間接的に当たるたびに、膣の奥がきゅんきゅんと切なく疼く。
 どうしよう、もう……っ、挿れて欲しい……っ♡♡ 絶対このちんぽっ♡ 大きいっ♡♡ 奥に、ずぼずほって…してほし……♡♡♡ あああっ、おまんこ、うずうずっ♡ するぅっ♡♡
 気がつけば自ら腰を左右に揺らし、欲しい、欲しいと雄竿を強請ってしまっていた。

「んあ、あっ、あ……っ♡♡♡ ひゃ……っ!?♡♡♡」
「そろそろ上の服を脱ごうか」
「ん……♡♡」

 白いブラウスのボタンを一つずつ丁寧に外されていってしまう。ゆっくりと脱がされているため拒否しようと思えば、拒否できるのに、わたしはそれをしなかった。片手の甲を口元に当てたまま、服が脱がされるのを潤んだ瞳で眺めていれば、下着を外され、ぷるん♡♡と乳房が揺れる。そして、勃起し真っ赤に腫れた乳首に、ふーっと息を吹きかけられた。

「あんっ……♡♡ やっ、おっぱい……はずかし、っ♡♡」
「乳首が勃起してるぞ。キスだけで感じてるなんて、やらしー子だ」
「んんん……っ♡♡ ふあ、あ……っ……♡♡♡」

 乳輪をくるくると指でなぞられ、もどかしそうに身体がに揺れた。つんと立ち上がった胸の先っぽを、人差し指の腹で触れられると、びりりと甘い痺れが走っていく。頭を軽く持ち上げ、乳首に寄せられる整った顔を直視できず、目を逸らしてしまえば、れろっ♡と乳首を舐め上げられた。

「ア……ッ!♡♡ んんっ、乳首っ……♡♡♡ なめるの、っ♡♡ きもひい……ッ♡♡♡ ああ……っ!♡♡♡」
「素直に言えて偉いぞ。ご褒美にたっぷりと乳首を舐めてやるから。そのまま自分の乳首が、俺に舐められるのを見てなよ」
「ん、や……♡♡ 舌、見えて……っ……♡♡ あああっ♡♡ あっ、ああ♡♡♡ おっぱい、っ、きもちっ♡♡♡ んああ〜〜……ッ♡♡♡」

 胸を自然と突き出し、森田さんの唇へ胸の突起を押し付ける。至近距離にある頭に両手を回し、彼の焦げ茶色の髪をぐしゃりと掻き乱した。律儀にも森田さんの言葉通り、乳首から目を離せないでいれば、上目遣いになった森田さんと目が合い、欲に染まった瞳にぞくりと背筋が震える。
 ぴちゃぴちゃ♡と水音を立てながら、乳首を弄ばれて、腰が浮いてしまう。

「花木ちゃんは乳首をどうやって触られるのが好きかな」
「……ぇ…………♡♡」
「こうやってゆっくり、指でなでなでされるのは?」
 スリスリスリ……っ♡♡ スリ♡ スリッスリっ……♡♡
「あっ、ふああ……っ……♡♡ あっ♡♡ はぁぁ……♡♡」
「速くするのはどうかな?」
「ひんっ!♡♡♡ ひあ、ああ、ああ、あっ――♡♡♡」
「それとも……舐める方がイイ?」
「んあっ……あああ……っ♡♡♡ あっ、らめ……♡♡ んんうっ♡♡♡」
「可愛い、舐めるのが一番好きみたいだな。身体がずっとビクビクしてるぞ」
「あ、あぁんっ♡♡♡ んうっ、も……っ♡♡ ちくび、っ、いいです、からぁ♡♡ ひゃぁぁんん……っ♡♡♡」

 いやいやと首を左右に振れば、ぴたりと森田さんの動きが止まり、彼の舌が乳首から離れていった。えっ、と困惑した声を漏らせば、嫌なら止めておくな、と眉を下げて困ったように微笑んでいる。

「あ……いや……その…………♡♡」
「今日は花木ちゃんの嫌がることを、するつもりがないからさ。別でして欲しいことある?」
「……っ、ぁ…………え、と……♡」

 まさか本当に嫌だと反応すれば、止められるなんて思っておらず、戸惑ったまま動けない。ビクンっ♡ ビクンっ♡と勃起し疼く乳首を、どうにか舐めてもらえないかと、森田さんの顔を引き寄せ自らの乳首へ寄せた。
 けれども森田さんは決して乳首を舐めることはしない。

 ん……っ♡♡ あっ、なんで、舐めてくれないの……♡♡ さっきは、いっぱい、っ、舐めてた…くせにぃ♡

 はぁ、はぁ、はぁ♡と荒い呼吸を零しながら、観念したようにわたしは森田さんに続きをお願いしてしまう。

「……あ、森田さ……舐めて…くださ、っ♡♡」

 思った以上に小さく掠れた声になってしまい、森田さんに届いたか不安になった。もう一度わたしは囁く。

「乳首っ、舐めて、ください……ッ♡♡」

 顔から火が出そうなくらい恥ずかしい言葉を言わされた瞬間、ぬるぅうぅ♡♡と乳首が舐め上げられた。

「は――はあぁぁぁっっ♡♡♡」

 自ら望んだ愛撫は一段と気持ちが良く、びくんっと腰かが大きく浮いてしまう。鼻先に小さな火花がいくつも飛び散り、訳が分からず目をぱちくりさせていれば、森田さんがわたしの反応に気がついた。

「あれ……花木ちゃん、今イった?」
「はぁ、はぁ♡ ぇ……嘘っ、はぁ、そんなわけ……っ……♡♡ んん……っ♡♡」
「甘イキかな。乳首そんなに気持ちよかったんだ? 気持ちよくなれて偉いね。だから、乳首をよしよししてあげるよ」
「んひいぃ……っ♡♡♡ あっ、あっ♡♡ ちくび、っ、ひあっ、よしよし……きもち、い……ッ♡♡♡ 森田、ひゃ……♡♡ ゆるひて、くださ、っ♡♡♡」
「許すも何も……よしよしはご褒美だから、花木ちゃんはもっと喜んでいいんだよ?」
「あっ、あっ、んあ♡♡ 今、びんかんっ、なんれすぅ……♡♡♡ 〜〜っうう♡♡ あ……うれし、ぃ、っ……♡♡♡ きもち、い……♡♡♡ あぁぁ……っ♡♡♡」

 甘イキをしたばかりの乳首をすりすりと指で擦られ、もう片方の乳首をぬるぬると舌で転がされると、くぐもったような声が漏れる。甘くて気持ちよくて、ふわふわ浮いた心地がずっと終わらない。森田さんの腕の裾をきゅ……っと摘んで縋れば、舌を絡めた口付けで安心させてくれた。

「んっ、んんむ♡♡♡ んうっ♡♡ ん〜〜〜〜ッ♡♡♡ ぷあ、っ……♡♡ 森田、ひゃ……っ……♡♡♡ んっ、もっとぉ……♡♡ もっと、して欲し……ッ♡♡♡」
「もっと? いいよ、何をもっとして欲しいんだ?」
「っ……♡♡ えと、っ、んっ、もっと…………触れて、ほしい、れす…………♡♡♡」
「触れて、ねえ。ならお互いに服をまず脱ぐか」

to be continued……