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憧れの上司に告白されて一晩だけ疑似らぶらぶえっち♡
何度もイかされてしまい恋人になることを了承しちゃう話♡


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水瀬:大人しくお人よしなところがある。流されやすい。

荒木:水瀬の上司。真面目で仕事もできるため、部下からは恐れ多くて距離を取られている。

※本作品では名前変換①②が使用可能です。③④は入力してもご利用頂けませんので、ご留意ください。



憧れの上司に告白されて一晩だけ疑似らぶらぶえっち♡ 何度もイかされてしまい恋人になることを了承しちゃう話♡



「水瀬さんとお付き合いをしたいと思っております」
「え……」

 わたしは思わず手に持っていたフォークを落としそうになった。まさか上司である荒木さんに告白をされるなんて思ってもいなかったからだ。今夜食事に誘われたのも、上司として部下を気にかけてくれている――それだけだと思い込んでいた。

「あ、の……荒木さん……それってわたしで合っていますか。他の方と間違えているのでは……」
「いえ。俺は相手を間違えていません。……水瀬さんが、好きです」
「っ……」

 普段から真面目で丁寧で、仕事もできる荒木さん。こんな人がわたしに告白をしてくれるなんて――正直戸惑ってしまう。わたしは仕事も大してできるわけではないし、顔立ちも地味な方だし……どこを良いと思ってくれたのだろう。

「荒木さん…聞いてもいいですか」
「はい、何なりと」
「荒木さんはどうして、わたしを……」
「そうですね。水瀬さんが俺にも変わらず、接してくれるからでしょうか」
「え……?」
「俺はどうも敬遠されがちで……男性社員からは妬まれるし、女性社員からは好意を持たれてしまって、普通に接してくれる方がなかなかいないのです」
「そうなんですか……?」
「ええ。ですから、水瀬さんが穏やかな笑顔で俺に話しかけてくれるのがとても嬉しかった」
「……っ」
「改めて――俺とお付き合いをしていただけませんか」

 こんな真摯な言葉を貰ってしまったら、わたしも正直に返事をするしかない。ぎゅっと唇を瞑って、荒木さんの揺れる瞳を見つめた。

「……その、荒木さんの気持ちは嬉しいのですが」
「駄目でしょうか……?」
「……」

 荒木さんが素敵な人だからこそ、萎縮してしまう。それに他の女性社員に人気があるということは、わたしも一緒に注目を浴びてしまうだろう。それは避けたかった。平穏なわたしの会社生活のためにも。

「わ、わたしとは釣り合わないといいますか……荒木さんは素敵な方ですし」
「そんなこと、ありません。俺は水瀬さんがいい」
「――で、でもそんなの……」
「何を懸念されているのですか? 反応を見る限り――自惚れではないのなら、嫌われている感じはしないのですが……」
「嫌いなわけじゃ……でも、平凡なわたしに荒木さんは合わないと思います……」

 すると、テーブルに下ろしていた手をぎゅうと荒木さんに掴まれた。大きな手が温かくて、思わず絆されそうになる。じいっと真剣な瞳に囚われてしまい、次の瞬間には荒木さんの顔が近づいてきていた。

「では、一回。一回だけでいいですから、俺に時間をください」
「は、え……? 時間ですか?」
「はい。この後でいいですから。今夜だけ俺と過ごして、それで結論をいただけませんか。このまま断られてしまうのは悲しいので……」

 ――そうだよね、荒木さんだってきっと勇気を振り絞って告白してくれたんだ。それをこんな簡単に断るのは失礼なのかも……今夜だけってこの後の時間か。そのくらいを荒木さんに渡すのは全然いいかも。そもそも素敵な人だし。

「は、はい。今夜一緒に過ごすのは構いません……っ」
「――良かったです。では食事の後もお時間をいただきますね。それで結論が変わらなくても、問題ないですから」
「ありがとうございます……」
「お礼をいうのは俺の方です。ありがとうございます」

 そうしてわたしは荒木さんと共にお店を出ることになった。荒木さんの優しい瞳がほんのり薄暗く染まったことも知らずに。

「あの……荒木さん一緒に過ごすってホテルだったんですか?」
「そうですよ? 夜を一緒に過ごすんですから」
「わたしてっきり、バーでも行くのかと……」
「ふふ、残念でしたね。それとも……嫌になりましたか」

 その困った顔はずるいと思う。荒木さんが眉を下げて、少し首を傾げている。もちろん断れるはずもなく、わたしは大丈夫です、と微笑んでしまった。にっこりと荒木さんも微笑み、では少しだけお付き合いくださいと。

「ではベッドへ行きましょうか」
「あ……ベッド、そうですよね……」
「ん? いきなりは警戒しますかね。ではソファで」
「は、はい。ありがとうございますっ」

 二人で座っても余裕の大きさのソファの端に、わたしはちょこんと座った。その隣に荒木さんが座り、そっと抱き寄せられる。荒木さんの身体の温かさに満足していれば、ソファへ上がり、彼の腰に両足を回すよう指示された。

「え……こう、ですか……?」
「うん。そのまま両手も俺の首に回してください。……はい、これで密着できるようになりましたね」
「み、密着って……!」
「――キスしますよ」
「んっ……」

 ソファの上で荒木さんの足に乗っかり、口付けをされていく。いきなりのキスで困惑しつつも、荒木さんの口付けは繰り返される。ただ唇を触れ合わせるだけなのに、火傷するくらい熱かった。首に手を回しているせいで、荒木さんとの距離が近い。キスをしていない間も、ほぼゼロ距離のような近さであった。

「んっ……んむぅ、んんっ……ふあ……っ」
「水瀬さん、好きです……大好きですよ」
「あうっ、んっ……んん、そんなこと、言わないで…」
「言いますよ。言うために水瀬さんと今過ごしてるんですから。俺の想いを余すことなく受け取ってください」
「んんんっ……!?」

 深く押し付けられるようにキスをされたと思ったら、ぬるりと舌が口内へ侵入してきた。その舌は口内をぐるんとまさぐった後、ゆっくりと舌先を擦り合わせてくる。

「あっ……んん、あ、う……っ、ふぅぅ――……ふあ、あっあ……」

 あ……キス、気持ちいい…かも……
 舌が口内でうごめいて、口内を擦られるたびに甘くて痺れるような快楽が口から広がっていく。とろんと瞼が重くなり、自然と目の前の男に伸ばした腕に力がこもる。縋るような格好で恥ずかしいのに、やめられない。

「あ、うう……荒木さ、っ、なんでキス、なんてぇ……んんんっ……」
「どうしてと言われても……キスが一番伝わると思いまして。はあ……っ、水瀬さんの口の中、温かいですね」
「でも、やっぱり…こんな、っ、んあっ、あっあっ……らめっ……舌、んんっ、吸っちゃ、ん゛〜〜っ」
「舌を吸われるのが好きなんですか、たくさんしましょうね? ……ああ、気持ちよさそうな顔だ」
「はふ…、はふ…、ん、あ、あ゛……や、ん、荒木さ……荒木さ……も、っ……ちゅー、あ゛、らめぇぇ……っ」

 ぐちゅぐちゅとディープキスをされて、腰がじいぃぃんん…と甘く痺れてしまう。荒木さんの上に座ったまま、ヘコヘコと腰が揺れる。自ら小さな舌をちょろ…と突き出せば、その舌を優しく甘噛みされて、ぢゅるる〜〜っと舌先を吸引された。

「ん゛――ッ、ぁ、っ……ぁ゛…、舌、っ……痺れ、て、んん゛っっ、荒木さ、ゆるひ、てぇ」
「はあ、可愛い……そのとろんとした瞳も可愛いですね」
「あ……っ!」

 向き合って抱っこをされているような体勢のまま、ブラウスのボタンに手をかけられる。反射的にボタンを外そうとする荒木さんの手を掴むけれど、すっかりキスで脱力してしまって力が入らない。丁寧にすべてのボタンを外されてしまった後、ブラウスをそっと脱がされてしまう。

「や……っ、見、見ちゃだめ、です……」
「どうして、こんなに綺麗な身体なのに。俺にたくさん見せてください」
「でも、恥ずかし……っ、やぁんっ……!」

 胸元を腕で隠そうとしていれば、その手を掻い潜ってブラジャー越しに乳房をもにゅんと揉まれた。既に発情した身体はそれだけで甘えたような嬌声が漏れる。流れるような動きで背中へ手が回り、ぷちん、とホックが外されてしまう。ぷるんっと痩せた身体とは似つかない豊満な乳房が大きく揺れた。

「あ……っ、荒木さ、だめぇ……」
「ああ……思った通り。水瀬さんは胸が大きいですね」
「っぅぅ……」
「けれど。乳首まで大きいとは想像していませんでした」
「きゃんっっ」

 片方の乳首を指で摘まれ、びくんっと肩が跳ねた。くすっと揶揄うように荒木さんが微笑んだ後、左右の乳首をそれぞれの指で挟みながら、ぴんぴんと突起を弾かれてしまう。まさか急に両方を責められるとは思っておらず、びくんっ、びくんっと身体が揺れた。

「あっ、あっ……! あ――っ、やっ、乳首っ……いじら、ない…れぇ゛、あっ、あっ、あっ」
「おや…水瀬さんの乳首、固くなってきましたよ。元々乳首が大きい方ですが、さらに大きくなってきましたね」「〜〜〜〜っっ、い、言わないで…くださ、っ、あ、う、あ……乳首、ぴんぴんっ、らめぇ」
「あまり駄目と言われるのも悲しいので……唇を塞いでみてもよろしいでしょうか」
「ん゛っ…!? んむむぅぅっ……! ん゛っっ、んんん、う゛……っ……はぁ、っ」

 どうしよう、ちゅーされながら乳首されるの気持ちいい……あっ、あっ、乳首かりかりっ、いい……あっ、ちゅーもすき、っ、きもちいいのぉ……
 乳首を爪先でカリカリっと優しく引っ掻かれながら、器用にも舌同士をくっつけてくる。恋人にするような甘い愛撫のせいで、脳から蕩けてしまう。

「んん゛っ、んんぅ……あ、う゛……荒木、ひゃ…、ま、まってくださ、っ、あ゛むっ、ふ―っ、ふ―っ、んんん゛ぅぅ――……ッ」
「あ――……可愛い、乳首もびんびんに勃起してますね。キスしながら乳首されるの好きなんだ? 今日は水瀬さんのことをたくさん知られて、良い日です」
「ん゛、っう゛、ん゛……!? ん゛―ッ! ん゛―っ! ん゛めてぇ゛、ん゛……く、っ、ぷあ……イ゛っく、っ……ん゛むっ! んん゛っっっ……! んん゛うぅぅぅ〜〜――!!」

 びくんっと小さく身体が震えて、乳首で甘イキをさせられてしまった。「〜〜〜〜っ゛、――っ」と声にならない嬌声が漏れ続ける。身体が震えている間も、荒木さんは口付けをやめてくれず、甘い余韻が引いていかない。

「はっ、はっ、は……っ、ぁぅ……ぅ、あっ……んんう、荒木さぁん……あんん……」
「ふふ。舌を自分から突き出していて可愛いですよ。俺にキスをして欲しいのですか?」
「――っっ!? ち、ちがっ……そんなつもり、じゃ……あむっ」

 無意識のうちに犬のように舌を突き出し、荒木さんを求めてしまっていた。はっと正気に戻り慌てて舌を戻そうとするけれど、逃さないとばかりに荒木さんから舌を吸われる。舌が快感電流で痺れて気持ちいい……

「ふああ、あんっ、ああっ、あう、っ、あっ……ふぅぅぅ〜〜……ッ、あ、乳首……乳首されながら、ちゅー、しゅきぃ……っ」
「ああ。俺も水瀬さんが気持よさそうになってくれていて、嬉しいですよ。……そろそろ下も脱ぎましょうね」
「ん……」

 腰を上げるように言われて、わたしは素直に言うことを聞く。持ち上げた腰へスカート越しに触れられると、スカートのチャックをおろされ、するんとショーツが姿を見せた。荒木さんにショーツをじっくりと見られてしまい、思わず視線を逸らしてしまう。

「……っっ、荒木さ、あの……あんまり、見ないで…ほしい、です……」
「駄目です。せっかく水瀬さんを見るチャンスなのに」
「そ……んな、っ……」

 恥ずかしいと横を見ている間に、ショーツに手をかけられ、全裸にされてしまった。秘部は愛液でびちょびちょに濡れてしまっており、つーっと太腿を伝い雫が垂れていく。「あ…ぅ……」とふやけたような声が漏れてしまうのも仕方がなかった。

「やらぁ……っ、荒木さ、やです……」
「何がそんなに嫌ですか……?」
「んん…、わたし、だけ…裸なの、やです……んう、荒木さ、も……」
「……そういうことなら。俺も脱ぎましょうか」
「っ……」

 さっと荒木さんが服を脱ぎ捨てて、裸になってくれる。どうやら鍛えているのか無駄な脂肪がない整った身体であり、わたしは思わずごくんと喉を鳴らした。吸い込まれるように荒木さんの裸に抱きつくと、先程と同じように荒木さんの膝に誘導されて、ひょこと座らされる。ぎゅうと抱きしめあった時に触れ合う肌が、先程とは全然違う。お互いの肌に吸い付くようだった。

「あ……んん……」
「水瀬さんの肌、気持ちいいですね……っ、このまま一生くっついていたいくらいです」
「一生って、大袈裟な……あんっ」
「俺は本気ですよ? 水瀬さんのことが好きですからずっと一緒に触れ合っていたいですよ」
「っ……」

 胸がきゅんきゅんと高鳴るのが止まらない。優しく身体に触れられ甘やかされて……とびっきり甘い言葉を贈られる。こんな状態で荒木さんにときめかないことなんて、あるのだろうか。きっとわたしはふやふやに蕩けた表情になってしまっているだろう。

「あ、う、う…、荒木……ひゃ……」
「可愛い、水瀬さん。可愛いですよ……」

 おいで、と口付けをされてふわふわと頭がぼんやりしたところで、荒木さんの指がクリトリスに触れてしまった。

「ん゛っ……!? んんっ、んっっ゛……はっ、あっ……荒木さ、まってっ、ひぁぁぁっ……クリに、あたってぇ、やらぁ、っ、あっあっ」
「クリトリス気持ちいいですよね。今触ったばかりなのにもう充血して膨らんでますよ? このパンパンに腫れたクリトリスを触られるのがいいんですよねえ」
「ひやぁぁぁっ…! あっ、あんん……荒木さ、イ……イっちゃい、ましゅ、イ……っちゃ、う、クリは、よわいん、れすぅ……あああっ」
「腰がビクビクしちゃってますね。いいですよ、俺にイクときの顔を見せてください。目を逸らさないように」
「ぁっ…、そ、んな……ああぁぁ…っっ、あ―っ、あ―っ、イ……く、ッ、イっちゃ、イ……ッ! 〜〜〜〜〜〜っっ゛ぅぅ゛!!」

 しっかりと荒木さんに見つめられたまま、わたしはクリトリスで絶頂を迎えてしまった。びく……びく……と緩やかに腰が痙攣し、力が入った足先が弛緩する。火照った頬に汗が垂れて、緩んだ口元から「はぁ…、はぁ…」と浅い呼吸が漏れてしまう。

「え、あ゛…、イっちゃ、っ……ぁぅぅぅ……イっちゃった、のぉ゛、荒木さ……」
「イキ顔、可愛い。そんなにやらしい顔になるんですね。もっと見せてください。俺だけに……」
「ひんっ…!? あ゛、あ゛っあっああっ、クリきもちっ、きもひ……あっあぁぁっ……!」

 クリトリスをくっついたままの格好で、優しく指ですりすり…と撫でられてしまい、悲鳴のような嬌声が漏れていった。その間も「好きです、好き……」と耳元でいやらしく囁かれてしまい、ぴくん…と身体が揺れる。
 こんなの……荒木さんに堕ちちゃう、荒木さんのこと、好きになっちゃうよ……っ
 あくまでも優しくクリトリスを指腹で撫でられ、ぷっくり…と突起が更に腫れ上がる。もはや断続的な嬌声しか口から漏れず、縋るように荒木さんへ両手を回した。ほぼ密着している今も、荒木さんの指はクリトリスを擦っている。

「あぁぁぁぁんんっ……あっ、あっ、あ……ひ、あ、う、や、やらぁ、荒木さ、すぐ、クリでイっちゃうから、ああっ、んっ……」
「気持ちよくて泣きそうになってる水瀬さんも好きですよ……っ、ねえ、こっちを向いて? キスしましょう」
「ん゛っむぅ゛、ん゛―ッ、んっ、んんんっ、は、ふ……やっ…、ちゅー、しながららめ…」
「せっかくですから、水瀬さんのクリトリスを堪能しましょうか。水瀬さんはどこを触られるのが好きですか」
「ぇ……っ、あぅぅ゛ぅぅっ……! あっ、やっ先っぽらめっ、くるくるっ、しないれっ……あぁぁぁっっっ」
「先っぽも好きなようですね。では横側をしゅりしゅりと擦るのはどうでしょう?」
「ひぃぃいぃんんんっっ……!」

 どこを触られても気持ちいい……
 クリトリスの先端を丁寧にくるくるとなぞられた後、突起の側面を今度は指腹で擦られる。既に勃ち上がった突起は自ら包皮からはみ出そうとして、真っ赤な内部を見せていた。

「どの反応も可愛らしくて…堪らないですね。最後に裏筋はいかがでしょう。きっと水瀬さんなら気に入ってくれるはずです」
「ぁ……ま、まって……まっ……――――っあ゛あ゛!? や゛っ、イく――っ、イ、く……これ、イクイクイク……ッ! ひあ゛あぁぁぁ――――っっっ!!」
「……水瀬さんは裏筋が弱いのですね。初めて知りました。もっと俺の知らない水瀬さんを見せてください。好きな人だから…知りたいのです」
「ぁぅぅ゛、今…イってるっ、イってるのにぃ……ッ! んんっ、あああっ、しょこっ、しょこ…らめぇ゛ぇぇ……ッ」
「可愛い…イっちゃっている姿も可愛らしいですよ」
「あぅぅぅ……ッ、や、ら……すぐ、イっちゃ」

 裏筋が弱いことがバレてしまい、荒木さんの指はクリトリスの裏側ばかりを丹念に擦ってくる。こしゅ、こしゅ、こしゅと何度も擦られ、頭がおかしくなってしまいそうだ。膣内が疼いて疼いて仕方なくなってきてしまう。

「あ…あ…あ……い…………く、っ、またイ……くの、きてる……んうぅッ、イ……ッ、く……荒木さ…、イき、ましゅ、〜〜〜〜っ゛…………ぁぁ゛あ゛――――っ」
「はは……今日だけでもう何回イってるんですか。水瀬さんは敏感なのですね」
「う゛う、ちが……っ」
「……違うのですか。だったらこんなにも反応してくれているのは、俺だから?」
「ぁ……」
「……そんな顔をしているのに、付き合ってくれないのは本当に意地悪な子ですね」
「う゛あ……ッ」

 ずぽっと荒木さんの太い人差し指が膣内へ侵入した。途端に膣内がきゅうきゅうと締まり、指を離さないとする。何度も絶頂を迎え敏感になった膣内は、指で少し撫でられるだけでも悶絶してしまう。

「あんっ…、あう、っ、ひあ、あっ……中、指はいって、ぇ…ッ、はいっちゃって、ましゅ、からぁっ……! んんっ、あ、う゛う……」
「くっ、この体勢だと流石に入れにくいですね……水瀬さん、そっちで寝転んでくれますか」
「あうう」

 荒木さんの膝から降ろされると、代わりにベッドへ寝かせられた。すぐに荒木さんが覆い被さるようにのしかかり、ぎゅうと強く抱きしめられる。荒木さんの熱を全身で感じた後、ふむ…と少し思案したような表情をした荒木さんがズボンと下着を脱いだ。すると、お互いが裸になっており、全身で荒木さんを感じることができてしまう。

「あ……っ、あつ、い……荒木さ……んん、身体、あつい…れすぅ……っ」
「俺も……同じ気持ちです……っ」

 少し身体を浮かせた荒木さんが、改めて指を膣内へと突っ込んできた。ぢゅぷぢゅぷといやらしい音が響き、かあ、と耳まで赤く染まる。何かを探るように指を動かされた後、膣天井の小丘を何度か押されて、腰が一気にびくんと揺れた。

「ひあ゛っ! あっ……そこ、やです……なんか、変です……っ、んんっ、荒木さ、指はなし…て…くださ、ぃ……」
「大丈夫ですよ。ここはGスポットで、慣れないうちはそういう反応になるものです」
「あ、ん゛ん、でも、でもぉ…っ、こんな、っ、あっ、あっ、あっ、んああ……っ、からだ、おかしく、なっちゃ……ッ」

 荒木さんの指はGスポットを重点的に責めたててきた。膨らみに指を置いた後、浸透させるように指を左右に揺らしてくるせいで、尿意のような感覚がずっと腰のあたりを漂っている。
 これ、だめ……出ちゃい、そ…、漏れちゃいそうに、なっちゃ……っ、んんんっ
 わたしの葛藤を知ってか知らずか、荒木さんの指が止まることはなく容赦なくGスポットを刺激していく。

「あっあっあっ…! 荒木さっ! ほんとに、らめれすっ、あっああ、これ、も……漏れちゃ、っ、なにか、出ちゃう…からぁ! ああぁぁっっ」
「漏れるわけではないですから問題ないですよ。それにもうすぐそんなことも考えられなくなるくらい、気持ちよくなりますから」
「は……っ?……なに、いって、んあ、あっ、あっ、ああああっ」

 ぐちゅぐちゅと酷い音が下半身から鳴り響き、指が出し入れされるたびに愛液の雫が飛び散ってしまっている。荒木さんの言った通り、段々と尿意なんて頭から飛んでしまって、ただ気持ちいいことしか考えられない。指がGスポットに触れるたびに恥ずかしいほどの嬌声が出てしまう。

「あっあああああっっっ! やっ……らめらめらめ……ッッ! でちゃうっ、ほんと、に…出ちゃいましゅ、からぁ!」
「いいですから、全部俺に見せてください。……ほら、出して、出せ……っ!」
「――――やあ゛ああぁぁぁぁんんんっっ!!」

 ぷしゃああぁぁっっと透明な液体が尿道から勢いよく噴き出し、かくんっ、かくんっと腰が情けなく何度か揺れた。顎先から盛大に仰け反ってしまい、絶頂の余韻で仰け反った頭がいまだに戻せない。しばらくした後も、尿道からチョロチョロ…と弱々しく潮が噴き出すのを、荒木さんに見下ろされてしまっていた。

「あ……う、う……あ……ら……め…………」
「潮吹きを見せてくれてありがとうございます。大変可愛かったですよ」
「っ……そんなの、可愛いわけ……っ」
「――可愛いです水瀬さんは。何をしても。気持ちよくなってくれている所も本当に可愛い」
「〜〜〜〜っ」
「…………好きです、水瀬さん。貴方のことが、欲しい」
「……ぁ…………」

 屹立した雄竿をぴとり…と秘部の割れ目に当てられ、思わず熱いため息が漏れた。少し頭を浮かせると、既に勃起した雄竿が目に入り、きゅんと膣の奥が喜ぶ。
 あんなに大きいの…、初めてかも……
 優しくて穏やかな荒木さんには似合わないほど、太くて長い巨悪な雄棒。カリの出っ張りも激しく、完全に雌を喜ばせるためだけに存在しているであろう。その雄棒の先端をずりずり…と割れ目に擦り付けられ、ぞくぞくと背筋に快感が駆け上っていく。

「ああっ、ああ……こす、らないで…くださ…」
「失礼しました。焦れてしまいましたか? 今から入れていきますからね」
「ひ……っ!!」

 ぐ…っと膣内へ雄竿が押し込まれた瞬間、わたしは思わず息を呑んだ。太くて熱いものが膣内に入り込む違和感。なのにどうしてか心と身体は喜んで受け入れてしまい――自然と涙がはらはらと零れ落ちた。

「……水瀬さん、泣かないでください」
「あ、ご…めんなさ、っ……」
「どうしても、嫌でしたら今なら何とか止めることも、できますから……っ」
「ち、がうんです…ただちょっと、びっくりしちゃって」
「……そう、ですか。けれど本当に嫌でしたら、ちゃんと言ってください。水瀬さんを怖がらせたいわけではないので……」
「ありがとう、ございます」

 ぎゅうと包み込むように抱きしめられて、この人は本当にわたしのことが好きなんだと実感する。その気持ちに応えるように荒木さんの背中へ両手を回せば、ゆっくりと膣内へ雄竿が侵入を再開した。苦しくてきついけれど、でも……幸せで、気持ちがいい。

「あっ、あっ……! うあ、っ゛、荒木さ……っ! あっ! 荒木さ、っ……!」
「もうすぐ全て入りますから、ねッ……」

 決して一気に推し進めることなく挿入してくれたせいか、わたしの膣内が潤っていたせいか、滞りなく雄竿が入ってくれた。最奥へ雄竿を押し付けながら、強く荒木さんに掻き抱かれる。

「あ゛あ゛あ゛…っ、あ゛う……う゛っ……」
「……水瀬さん。やっと貴方と繋がれた……っ」
「ひゃう゛、んん゛っ……! あ゛っああ」
「すみませんがもう、我慢の限界です。動きますね」
「あ゛あああ゛ぁぁぁっっっ!?」

 しっかりと絡みつくように抱きしめられたまま、腰だけを上下に激しく動かされて、ずぼずぼっっと雄竿が出し入れされる様子が見えてしまう。

「お゛っおお゛っ……! お゛――ッ、ふ、ふか……っ、あ゛ぐ…ぅ゛っっ、荒木さ、しゅごぃぃぃっっ! ん゛んう゛ぅぅ゛――ッッ!」
「は、あ……ッ! 水瀬さんの中も…すごいですよ。いやらしい匂いが充満してますね。好きです水瀬さん……っ」
「あ゛あ゛ああ゛…っっ、あ、っ、わたひ…も、しゅき…ッ、しゅき、れすぅ゛――ッ! 荒木、さ、っ、あぁぁぁ゛っっっ」
「っ……!? 自分のことを好きだという男に、気軽にそんなことをいうものじゃないですよ……ッ」
「あ゛ん゛、ふぅ゛ぅぅぅ゛――ッ! らってぇ゛、らっでぇ゛…っ、しゅき、っ゛、あ゛あぁぁあんん゛っっっ……!」
「く……っ、可愛いことばかり、言って……ッ」
「んむっ」

 唇を深いキスで塞がれながら、下の口も荒木さんの雄竿で塞がれてしまう。白濁した愛液がどろどろと秘部から垂れ落ち、桃尻まで伝って落ちていく。
 こんなにも全身で圧迫されるようなセックスを知らない……っ、荒木さんに全てを奪われてしまう、がたいの良い、身体で……潰されちゃうよぉぉ……

「んあ゛ああ゛〜〜〜〜ッ、あ゛う゛う゛、ひぐ、っ、荒木さ……荒木ひゃ……うう゛」
「気持ち良すぎて、訳が分からなくなってしまいましたか……っ? そんなに俺の名前を呼ばれると興奮してしまいます、ねっ」
「あ゛――ッ、あ゛――ッ、く、くるっちゃ…、ああ゛ああっっっ、おかしく、なるぅ゛、荒木…さ、荒木さぁん……っ、も゛…ッ、無理ぃ」
「無理って言われましても……俺としては今夜を存分に味わいたい気持ちもありまして。それは聞けないかもしれません……っ」
「そ…ん゛な…、お゛おお゛ぉぉぉ――ッ、あ゛う゛う゛、イ゛ぐっ、イ゛ぐっっ、イ゛〜〜ッ!!……ぁぁあ゛あああ゛――――ッ!」

 ぷしゅっっと愛液の雫が秘部から飛び散る。激しい絶頂で身体がガクガクと痙攣し、身体が自分のものじゃないみたいだった。
 今夜だけ……そうだ、荒木さんとはこれっきりになる…予定だったはず、わたしは荒木さんの告白をこの後断って…それで……いつもの関係に戻る……

「ひあ゛あ゛っ!?」

 ――本当に? 本当に戻ることが出来るのだろうか。今までの関係に……? こんな激しいセックスをしてるのに……っ
 ガツガツと荒っぽく腰を打ちつけられて、太い肉棒が膣壁を巻き込むように擦っていく。どこを擦られても気持ちがよく、頭の中が真っ白になってしまう。

「んあ゛ああ゛……っ! あ゛、あ゛っ、あ゛――っっ、イ゛くの、とまんな……っ!」
「ねえ……水瀬さん、っ、改めて聞きますけど……っ、やっぱり俺と付き合うのは……無しですかッ……」
「っ、そ、それは……あ゛ああぁぁんんっっ、あ゛、あ゛っあ゛、あ゛〜〜〜〜ッ」

 そんなの今聞くなんてずるいっ、ごちゅごちゅとおちんぽで……奥潰されて……っ、ああっ……こんなの、断れるわけない…っ、ずるいぃぃぃ……っ
 最奥を狙ったように潰され、その度に身体が絶頂を迎えるような感覚がする。ずっと快楽に押し潰されて……頭がおかしくなってしまいそうだった。

「水瀬さん……駄目、ですか……ッ?」
「あ゛ぁぁぁ゛っっ…!! っあ゛…………だ、だめじゃないです…、駄目、じゃあ゛、にゃい゛」
「本当ですか、ッ、俺と付き合うのを了承してくれるんですか……っ!」
「んああ゛、付き合うっ、荒木さ、と…っ、つきあ、いましゅ、からぁ゛…ッ! あ゛ああっっ、う゛あ゛」
「……っ、俺のこと好き…ですか、っ水瀬さん、教えてください、教えて」
「ぁ゛……ッ、すき……ふあ゛、しゅき、れ゛す、荒木、さ…すきぃぃ゛、あ゛あああ゛っっっ、んあ゛あ、お゛ぉぉぉ…………っ」
「俺も、好きです……っ」

 あまりにも必死な声で囁かれてしまい、ずくんと腰が重くなる。お互いを求め合いながら、ひたすら密着して、そして、何度も腰を打ちつけられた。ばちゅんっ、ばちゅんと明らかに淫らな音が響く中、荒木さんがラストスパートのように腰を速くしていく。

「っぁ゛あああ゛っっっ!! あ゛、はげしっ、あ゛っ…! ふかい゛ぃぃぃ――ッ!」
「っぅぅう――っ、水瀬さんっ……もう、出ます、中に出しますよ……っ、ああ……水瀬さん好きですッ……」
「ひあ゛あ゛、ん゛う…わたし、もすき……っ、しゅき、れすぅ゛、ぁぁぁ゛、いき…そッ……!」
「っ、俺も出ます……っ、水瀬さんっ……!!」
「〜〜〜〜〜〜っ゛ああ゛あああ゛ぁぁっっ!!」

 一際強く膣の奥を突かれた瞬間、わたしの身体は絶頂を迎え、同時に膣内へ熱い精液が注ぎ込まれた。何度も全身を掻き抱かれ、お互いの汗が混ざる。ようやく長い射精が終わった頃には、二人ともベッドでぐったりとしていた。

「ぁぁ……っ、ぅ……あっ……んんっ……」
「水瀬さん……好きです」
「ん……わたしも、荒木さんが好きです……」
「ありがとうございます。俺の恋人になってくれますか」
「はい……」

 そっと片手を荒木さんに握られ、わたしたちは恋人繋ぎをするように指を絡め、幸せを噛みしめたのだった。

fin