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社長命令で上司と裸で抱き合ったまま、布団で一時間密着♡ 理性が飛んでしまい、貪るようにキスをしながらセックスしてしまう話♡


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桃井:一生懸命で真面目。
一之瀬:大人しく寡黙であるため、怖いと誤解されがち。鉄仮面と呼ばれている。主人公だけは気にせず話してくれるため、気に入っている。

※本作品では名前変換①②が使用可能です。③④は入力しても使用できませんのでご留意ください。



社長命令で上司と裸で抱き合ったまま、布団で一時間密着♡ 理性が飛んでしまい、貪るようにキスをしながらセックスしてしまう話♡



「――君たち、どうして呼ばれたか分かるか?」

 わたしと上司である一之瀬さんは、今朝急に社長から社長室へ呼び出された。社長から直々に呼ばれることなど早々なく、わたしは呼ばれた理由に心当たりがない。ちらりと横を見れば一之瀬さんも心当たりがなさそうであった。

「すみませんが社長。心当たりがないのですが……」
「ふん。相変わらずの鉄仮面だな。だがこれを見ても、その仮面を崩さないでいられるかな」

 社長が一之瀬さんへ一枚の書類を渡した。そして暫く――といっても数十秒に過ぎないのだが、書類を眺めていた一之瀬さんの表情がみるみる険しくなっていく。
 え、あの書類何が書いてあるの……?

「これは……っ、一体……」
「書いてある通りだ。君たち二人が担当しているプロジェクトだろう? 金額が一桁間違っているせいで、もの凄い損害になっている」
「えっ!?」

 わたしは慌てて一之瀬さんが受け取った書類を覗き見る。すると確かに一桁間違って記載されていた。
 一之瀬さんと二人で何度も確認したはずなのに……っ。どうしてこんな簡単なミスを……っ。
 こんなミスをするはずがないけれど、実際に記録として書類にその誤った金額が残ってしまっている。これは紛れもない事実だった。

「……今すぐ先方に私のほうから謝罪を」
「いや一之瀬くんの謝罪は不要だ。既に俺の方で先方へ連絡をして、再契約をしてくれるところまで確認が済んでいる。ただなあ……」
「はい」
「こんなミスをするような人間とは、今後取引をしたくないと先方はお怒りだ。こちらとしても君たちに処分を与えないと、先方が許してくれないのだよ」
「っ……申し訳ありません……!」

 わたしも一之瀬さんに合わせ、頭を大きく下げて謝罪する。
 大事な取引先を怒らせてしまうなんて……しかも処分って、わたしたちどうなるんだろう。

「まあとはいえ、俺としては君たちのような優秀な人間に止めてほしくない。しかし、ある程度の処分を与える必要がある」
「……はい。承知しております」
「だから先方と相談した結果、この内容なら今後も取引を続けてもいいそうだ」

 社長から新たな書類が一枚渡され、一之瀬さんがその書類を一瞥すると、「はあ……!?」と普段一之瀬さんから聞いたこともないような声が聞こえた。一体どんな内容が書かれているの、あの書類。

「――君たち二人が、布団の中で裸になって、一時間密着する姿を報告してほしいとのことだ」
「は、え……? 裸……ですか……?」
「うむ。先方の意見として貰っているのは、いつも鉄仮面で表情をほとんど変えない、一之瀬くんの表情が変わるところを見てみたいそうだ」
「そんなこと、できるわけがないでしょう……! 私はともかく桃井を巻き込むなんて……っ」

 自分の名前が会話にでてきて、わたしはどきんとする。

「……ふう。なら二人ともクビでいいか?」
「っ!」
「先方はその条件が呑めないというなら、二人ともクビ以外は取引を中止するそうだ」
「そんな横暴が……っ」

 悔しそうに一之瀬さんが唇を噛み締めるのを、わたしは呆然と眺めることしかできない。
 いつも仕事熱心で、相手のことを第一に考えている一之瀬さんがクビになってしまうなんて、あり得ない。……これって、わたしが引き受ければ、この条件を呑めば、一之瀬さんはクビになることもないってことだよね。だったら今こそいつもお世話になっている上司を助けるタイミングじゃないのだろうか。

「一之瀬さん……! わたし良いですよ」
「――は? 桃井、何を言って……」
「その条件を呑めば、相手方は許してくれるって言ってるんですよね? だったら引き受けてしまいましょうよ。たかが一時間です……!」
「い、いやでも……」
「おお、さすが桃井くんだ。物分かりがよくて助かるよ。さて、一之瀬くん。部下がここまで言ってくれてるんだ、まさか断るはずがないよなあ?」
「っ…………分かりました。引き受けます……」
「それは良かった。では早速やってもらおうぞ。隣の会議室に部屋の準備をしてあるからな」

 こうしてわたしたちは、取引先の無茶な要求を受け入れることにしたのだった。

「ここを自由に使ってくれればいい。今日一日、誰も近寄らないようにしてある」

 社長には会議室の一つを案内された。もともとこの会議室は、他の会議室やオフィスとは離れている会議室のため、誰かに見られる心配はほぼないだろう。そして分かってはいたものの、部屋の中心には布団が堂々と敷いてあった。シングルサイズで大人二人が入るには狭すぎる。社長が一之瀬さんにルールを説明している間、わたしはぼんやりと布団を見つめてしまっていた。
 今から一之瀬さんとここで、抱き合うんだ……しかも裸で。いくら仕事とはいえ、緊張しちゃうかも……。
 そうこうしているうちに社長が会議室から出ていき、説明が終わったようだった。

「桃井……すまないな、巻き込んでしまって」
「何を言ってるんですか、一之瀬さん。わたしも担当している取引ですし、一時間だけですから……!」
「……ああ。ありがとう」
「っ……」

 皆は一之瀬さんのことを鉄仮面というけれど、わたしは知っている。わずかな表情の変化が彼にはあることを。今だって、わたしに対して優しく微笑んでくれているのだ。ぱっと見は分からないが、目じりが少し下がっているし、口元もわずかに緩んでいる。そして一之瀬さんはこれからのことを説明してくれた。取引先の人は、部屋の端にあるカメラからこの部屋の様子を観察しているらしい。その代わりその映像を残すことはもちろん無く、これっきりだと。二人とも裸になったところで、布団の横にあるタイマーを押して、計測を開始するそうだ。

「なるほど……」
「本当に大丈夫か、桃井」
「大丈夫ですよ。一之瀬さんのこと信頼していますもん」
「……分かった。なら始めようか」
「は、はい……っ」
「俺は向こうで服を脱いでいるから、桃井も……」
「あ、そうですね……!」

 そうだ。裸になって抱き合うんだから、当然服も脱ぐ必要があるよね……っ。
 わたしは自らのブラウスのボタンに手を掛け、性急に服を脱いでいく。服はともかく下着は少し躊躇したが、こっそりと一之瀬さんを見ればしっかりと裸になっていたので、わたしも覚悟をきめて裸になった。それでも恥ずかしいことには変わりないため、着ていた服で前を隠しながら、中心の布団に行くことにする。

「……あの。一之瀬さん。脱ぎました…」
「ああ、俺も。早速タイマーを押すからな」
「はい」

 カチッと機械音が鳴り、一時間のタイマーが開始された。やっているフリ……と一瞬思ったけれど、カメラで監視されているから無理だよね。
 一之瀬さんが布団の中に入ったのを見て、わたしも後追いで布団の中へ入る。布団の中は温かくこんな状況であるのに、少し安心してしまった。もぞもぞと布団から顔を出せば、一之瀬さんと目が合う。

「触れても、いいだろうか」
「……どうぞ」

 躊躇うようにそっとわたしの背中へ一之瀬さんの両手が回る。ぎゅ…と抱き寄せられて、一之瀬さんの熱を全身で感じた。普段のスーツ越しでは分からなかったが、一之瀬さんは案外鍛えているのか筋肉がある。太い腕の中に閉じ込められて、自然と胸がきゅんと高鳴った。

「ん……」
「っ、痛かったか?」
「え……い、いえ。大丈夫です、すみません」
「そうか、ならいい。このまま一時間くっついているからな」
「お願いします」

 ――何というか、これで一之瀬さんの表情が変わるところなんて見られるんだろうか。わたしがもっと魅力的な女性だったら、もしかしたら一之瀬さんだって目の色を変えていたかもしれないけど。わたしは頼りない部下に過ぎないし、取引先の方たちの目論見は外れているんじゃないだろうか……?
 そんなことをぼんやりと考えながら、同じ体勢でずっと過ごすのは流石に辛いため、足を組み替えるようにもぞ…っと動かしたときだった。

「っ……!?」
「ん? 一之瀬さん、どうかしましたか」
「い、いや。急に桃井が動いたからびっくりしただけだ」
「あ。すみません。足が疲れてしまって……」
「大丈夫だ」

 そんなに大きく動いたつもりではなかったけれど、一之瀬さんを驚かせてしまったようだ。少し困ったようにわたしから目を逸らす一之瀬さんを見て、どうして目を逸らしているのかと不思議に思う。

「あの一之瀬さん」
「ああ」
「どうして、そんな明後日の方向を見てるんですか?」
「……どうしてって…」
「目が合わないから話しづらいなって……」
「っ、悪かった。しかしだな……その、胸が……」
「胸? ……あっ」

 一瞬忘れてしまっていたが、わたしたちは裸で抱き合っているのだ。わたしの方を見たら嫌でも裸が目に入ってしまうということだろう。わたしが見られるのが嫌だろうと気を遣ってくれていたのかもしれない。ちらっと一之瀬さんを見ればほんのり頬を赤く染めていて――そして、その姿をもっと見たくなってしまって、わたしは一之瀬さんの胸元にすり…♡と頬を擦り寄せた。

「お、おい……っ、桃井……っ」
「一之瀬さんって、スポーツとかやってるんですか? 胸筋がすごいですね」
「……え、まあジムには通っているな。それより…………」
「だからこんなにたくましい胸なんですね」

 しげしげと眺めていれば、不意に室内に取り付けられていたスピーカーから音が響く。『桃井さんだったかな。君から一之瀬くんにキスをしなさい』と取引先の方の声が聞こえ、わたしの額から冷や汗が垂れる。流石にキスなんて……と思うけれど、その意見に反対できる立場でもないのだ。わたしはぐいっと身を寄せると、思い切って一之瀬さんにキスをした。

「――ッ!?」
「ん……っ、ふ、う……♡」

 ちゅっとリップ音を立てて、一之瀬さんからすぐに唇を離した。これで満足してくれたかなと思えば、またもやスピーカーのスイッチが入る。『そんな軽いキスじゃ駄目だな。もっと舌を入れた濃厚なのを頼むよ』と言われてしまい、さすがに躊躇ってしまう。付き合ってもいない、ましてや上司とディープキスをするなんて……と困っていれば、すかさず『できなければクビの処分になるぞ』と言われて、従うしかないようだった。わたしは意を決して、一之瀬さんの両頬を手で挟むと、徐々に唇を近づけていく。

「一之瀬さん……し、しますね」
「待て桃井…っ、さすがにそれは……!」
「大丈夫ですから。い、いきます……!」

 わたしは唇同士をふにと合わせると、一之瀬さんの口内へ舌をねじ込んだ。ぬちゅ、ぬちゅ、と唾液が混ざるいやらしい音がする。裸でくっついたままディープキスをしているせいで、変な気分になってきてしまう。目を閉じて舌を絡ませることに集中していれば、ぎゅ…っ♡と回された腕に力が込められた気がした。

「ん、桃井、っ、もう…いいだろ……っ」
「んあ…♡♡ でも、まだ終わっていいって、んんっ♡ 言われてない、っ、ですからぁ……♡♡」
「しかし、っ、このままでは……んっ」
「はあ…♡ はあ…♡ ああん、っ、ん……♡♡」

 どうしよう、一之瀬さんの口の中…気持ちいい……♡♡
 もういいという一之瀬さんの言葉を受け入れることができず、もっと欲しいと貪欲に舌を絡めてしまう。むにゅん♡♡と乳房が一之瀬さんの胸に当たり、乳首が擦れて胸も気持ちいい。だんだんと布団の中がむわん♡♡と暑くなっていく。気が付けば自らも一之瀬さんの首へ両手を回し、求めるような恰好になってしまっていた。お互い汗まみれの身体を擦り合わせ、更に密着する。

「ふ、う…♡♡ んんっ、一之瀬さ……っ♡♡ ちゅー、気持ちいい、です♡♡」
「な…何を言って、桃井……っ。くっ、本当にもう、やめないと……ッ」
「あむっ♡♡ んむっ…あ――っ♡ あ――っ♡♡ ふあ、あ、っ♡ んんぅ……っ♡♡」
「ぐ、聞こえてないか……ッ」

 ちゅぷ♡ ちゅぷ♡と淫らなキスの音が部屋に響いている。すでに抱き合っているというのに、もっと一之瀬さんに触れたくなってしまい、自然と身体を相手に寄せた。すると熱くて硬い何かが下半身に当たり、その瞬間ずくん♡♡と腰が重くなる。
 あ……♡♡ 一之瀬さんのおちんぽ…♡♡ 固くなっちゃってる……♡♡ わたしで興奮してくれてるんだ……♡♡
 わたしに魅力を感じてくれているという事実に嬉しくなってしまい、わたしは自らの濡れた秘部を一之瀬さんの勃起した雄竿に押し付ける。

「は、あ……!?」
「あっ♡♡ きもひ♡♡ 一之瀬さんの、んっ、あついぃぃ♡♡ んんう、っ♡♡ んっ♡♡ 固いの、クリに当たって、きもち……っ♡♡」
「桃井……頼む、もう本当に……っ……」
「はああ~~……ッ♡♡ あんっ♡♡ 一之瀬さ♡♡ 一之瀬さんも……しましょ?♡♡ きもち、い、んっ、れすよ……っ♡♡」
「っ……」

 へこへこ♡♡と腰を前後に揺らし、クリトリスへ雄竿が当たるように擦りつけていれば、ふと、一之瀬さんの動きが止まった。あれ、どうしたんだろうと一之瀬さんを見れば、雄の瞳に囚われてしまう。そして次の瞬間には唇を奪われてしまった。

「んんっ♡♡ ん゛~~~~っ♡♡♡ んんんっ、んうっ…………ぷあっ♡♡ はぁ、はぁ、一之瀬…さ……急に、どうしんんっ……♡♡ んむっ、んう♡♡ んんんんんっ♡♡」
「はあ、桃井が、っ、悪いんだからな……んっ、俺のこと、散々っ、煽りやがって……っ」
「ふあっ♡♡ あ、煽って…なんかぁ……っ♡♡ ひゃあっ…!?♡♡ 一之瀬さ、っ♡♡ 乳首、さわっちゃ、んあああっ♡♡」

 キスで舌を絡めとられながら、乳首をぴん♡ ぴん♡と指で弾かれる。そのたびに身体がびくん♡と跳ねて、むくむく…っ♡と乳首がすぐに大きくなってしまう。
 ああ……♡♡ 乳首ぴんぴんされながら、キスされるの気持ちいいよぉ……♡♡
 もっと触ってほしくなってしまい、胸を突き出せば、いらついたような声で「ああ、もう…っ」と言われ、乳首をぎゅむ♡♡と二本指で強く挟まれる。

「あ゛ああ…ッッ!♡♡ 一之瀬さ、っ♡♡ だめですぅ♡♡」
「何言ってるんだ。こんなに乳首を勃起させておいて……俺に触られて感じてるんだろ、っ。大体、桃井があんなやらしいキスをしたのが悪いんだからな」
「わたし、そんな、んん♡ つもり…じゃ、ああっ♡♡ ふあああ……っ♡♡ 乳首、だめ…駄目です……♡♡ んぅぅぅ♡♡」
「あれでそんなつもりは無かったって? どちらにしろ駄目だな。あれで何も考えてないというなら、桃井は警戒心がなさすぎる。俺だって男だぞ。目の前で可愛いと思っているやつが裸でキスしてきたら、我慢なんてできるわけがないだろう……っ」
「んあ……っ♡♡ え、っ…か、かわいいって……んっ♡♡ わたしのこと、思ってたんですか……っ♡♡」
「……俺は鉄仮面と呼ばれて。皆一定の距離をとっているというのに、桃井は。桃井は気にせず、俺と話してくれていただろう。そんなの、嬉しいに決まってるだろ、可愛いと思ってしまうに決まってる」
「っ……一之瀬さ…………んああっ!?♡♡」

 どきっ♡と胸を高鳴らせていれば、一之瀬さんの指がぐちゅん♡♡と水音を立てて、秘部をなぞった。秘部の花弁をぐちゅぐちゅ♡と弄られ、腰がぴくぴくと震える。そしてその太い指が秘められた場所の突起をきゅむ♡♡と摘まみ、それと同時に快感電流が全身を走った。

「ひっ……!!♡♡♡ ふああ゛あぁぁ~~――っ♡♡♡ あっ、クリ触っちゃ……♡♡ んんっ、クリっ♡♡ やぁ……っ♡♡ きもひ、っ♡♡ 一之瀬さ、っ♡♡」
「桃井はクリの反応がいいな……クリが好きなのか、ならたくさん触ってやるから」
「うあっ♡♡ あああ~~ッ♡♡ んんんっ、んぅ♡ あっ、クリ……そ、それ以上は、駄目ですっ♡♡ ああっ♡♡ クリだめ……っ♡♡」
「なんで駄目なんだ?」
「ぇ、だって……んふぅ♡♡ あっ、イ…イっちゃう、からぁ♡♡ イっちゃ……ッ♡♡ クリでイっちゃう、んれす♡♡ イクの、みんなに見られちゃ……っ♡♡」
「あ――……そうだったな」

 一之瀬さんは面倒くさそうに振り返ると、カメラの位置を確認していた。カメラを背にしてわたしの頭を胸もとに引き寄せ、ぎゅっと一之瀬さんの胸に隠される。「これで見られないだろ…?」と耳もとで囁かれてしまい、ぞくん♡♡と期待で背筋が震えた。そして顔を胸元に押さえつけられたまま、一之瀬さんの指が再びクリトリスを撫で始める。

「ふああっ♡♡ んん゛んんっっ……!♡♡ ふ――っ♡ ふ――っ♡♡ 一之瀬、ひゃ……っ♡♡ んんっ、イっ…く……!♡♡」
「いいよ、俺だけに見えるようにイってくれ」
「…ぁ……♡♡ イクっ♡♡ イっちゃ……ッ♡♡ ん゛~~~~ッッッ!!♡♡♡」

 びくんっ♡♡と全身を痙攣させて、わたしは一之瀬さんの胸で絶頂を迎えてしまった。こぷ…♡と白濁した愛液が秘部の割れ目から零れ落ち、全身が汗でぐっしょり濡れている。はあ、はあ…♡と熱い息を零していれば、一之瀬さんに耳たぶを甘噛みされて「ひゃあん♡♡」といやらしい声が漏れた。

「あ、う……♡♡ 一之瀬さ……♡♡」
「桃井……っ」

 じっと二人で見つめ合い惹かれるようにキスをしようとした瞬間、ガーッとスピーカーから音が聞こえてきた。『そろそろ、一之瀬くんの陰茎を桃井さんの陰部に擦りつけなさい。ああ、もちろん入れる必要はない』と信じられない言葉が聞こえて、わたしは目を白黒させる。
 え、あ……?♡♡ 一之瀬さんのお…おちんぽを、わたしのここに擦りつけるってこと……?♡♡
 想像しただけできゅん…♡♡と子宮の奥が切なく響き、早く一之瀬さんが欲しいと求めてしまう。ぼーっとした表情で一之瀬さんを見れば、深刻そうな表情で固まってしまっていた。

「一之瀬、さん……?」
「……ああ、すまない。少し驚いていただけだ」
「そ、そうですか……?」
「そうだよ、桃井は気にするな。……それに、さすがに擦りつけるのはやりすぎだろう」
「え、でも……しないと、わたしたち…」
「そう…だな」

 わたしたちがなかなか動かないため、スピーカー越しに取引先の方が速くするようにと催促をしてくる。そして一之瀬さんがふうと深く息を吐くと、わたしの上へ覆いかぶさり、ぴっとりと秘部へ雄竿が当てられた。布団で姿かたちは見えていないけれど、その熱と質量がしっかりと秘部越しに伝わり、頭がくらくらしてしまう。

「桃井、動くからな」
「はい……♡♡ ……――んあっ!♡♡ はう♡♡ ああっ♡♡ あっ♡♡ んんっ♡♡」

 一之瀬さんが前後に揺れ出すと固い雄竿が秘部へ擦りつけられて、ごりゅん♡♡と雄竿の先端がクリトリスを押し潰した。擦られるたびにびくっ♡ びくっ♡と肉芽が疼き、一瞬で頭が真っ白に染まっていく。開きっぱなしの口からとろとろに蕩けた恥ずかしい声が漏れて、理性がどこかへ行ってしまう。

「あっ♡♡ 一之瀬さんの、んっ、おちんぽ…♡♡ あ…あたってぇ…♡♡ ふああっ♡♡ やっ、クリ…つぶれりゅ♡♡」
「むしろ桃井のクリを潰してるんだよ。布団で見えないが、俺のちんぽと桃井のクリがくっついて離れないだろ……?」
「あ、ああぁんん♡♡ そ、そんな……っ♡ やらぁ、きもひ……っ♡♡ クリ♡♡ 離れりゅ、もん♡♡ ああっ、あっ、あっ♡♡」
「離れないって……見てみな、自分のまんこ。ほら、俺のちんぽに吸い付いてる」
「あ……ッ♡♡ ううう゛っっ♡♡ そ…そんな、っ♡♡ あっ♡♡ やらっ♡♡ クリ、擦られて…イクっ♡♡」

 ごちゅ♡ ごちゅ♡とクリトリスを何度も雄竿が擦っていく。一之瀬さんが少し位置をずらすだけで、彼の雄竿はわたしの秘部へ入ってしまいそうだった。それほどまでにわたしの秘部は欲情していたし、一之瀬さんも興奮していると思う。どちらかが腰を少しずらすだけで――それだけで挿入できてしまうだろう。

「ひいんんっ♡♡ いくいく……!♡♡ 一之瀬さ、っ♡♡ 一之瀬さん、おちんぽ♡♡ で…イキましゅ♡♡ いくっ、いくっ、あああぁぁぁぁ~~~~ッ!♡♡♡」

 ずりん♡♡と雄竿がクリトリスを強く擦った瞬間、びくびく…っ♡と全身を痙攣させながら、わたしは絶頂に達した。秘部からとろん…♡♡と愛液が垂れて、その愛液で雄竿が濡れてしまう。
 ああ……気持ちよかった……♡♡ でも、一之瀬さんのおちんぽを入れたら、もっと気持ちいいんだろうな……♡♡
 わたしは無意識のうちに腰をずらし、秘部の入口へ一之瀬さんの雄竿の先端を当ててしまっていた。「おい……っ」と焦ったような一之瀬さんの声が聞こえた気がしたが、頭に入ってこない。そして、雄竿の幹をぎゅ…と握ると、秘部の膣内へ誘導していく。

「あっ、あああ――……ッ!♡♡♡」
「こ、こら。何を、っ、勝手に入れてるんだ……っ!」
「はあぁぁ~~ッ♡♡ あっ、一之瀬さんのおちんぽ…きもち……♡♡」
「――っ、もう知らないぞ……ッ」
「う゛ああ゛ッッ!?♡♡♡」

 突然腰をがっしりと強く掴まれると、ずちゅん!♡♡と激しく膣内へ雄竿が押し込まれた。最奥をぐちゅり…!♡♡とまるい先端が押し潰し、一瞬で頭の中が真っ白になって何も考えられない。ぐ……っ♡♡と奥へ更に押し込まれてしまい、ガクガクと身体が勝手に震えてしまう。

「ああ゛ああ゛っっ♡♡♡ ああっ♡♡ ひぐう゛…ッ!♡♡ 一之瀬さ……♡♡ やっ、奥いきなり……っ!♡♡ ん゛ああ゛ああっ♡♡♡」
「はあ――……っ、桃井の中、気持ちよすぎる……ッ、悪い。腰止まれない、ッ」
「あ゛ッ♡♡ あ゛♡♡ あ゛~~~~ッ!♡♡ 一之瀬さ♡♡ きもひっ♡♡ おまんこ、っ♡♡ 奥……っ♡♡ 潰れちゃう゛♡♡」
「潰れないから大丈夫だって……っ、ほら、どこが気持ちいいんだ、ッ?」
「ど…どこって、ああっ、分かんな……ッ♡♡ ~~~~ッ゛ぁぁあああ゛ああ♡♡♡ っ、そこっ♡♡ そこ、らめ……っ゛♡♡」

 一之瀬さんのそれが子宮口の近くを擦ったと同時に、秘部からぴゅるる♡♡と愛液が噴き出した。訳が分からず「あ゛え゛…?♡♡」と困惑していれば、再び一之瀬さんの雄竿が同じところを器用に擦る。

「ひあ゛ああぁんんんっ♡♡ あっ……!♡♡ 一之瀬さ、っ♡♡ やめ……っ、そこ、おかし……っ♡♡ んん゛んんっ♡♡ ん゛ううう゛♡♡♡」
「ここが桃井のポルチオだぞ……っ、おかしくない、気持ちいいところだ。怖がる必要なんてないからな」
「一之瀬さ……っ♡♡ ひああぁぁん♡♡ やあ、そこっ……身体おかし……っ♡♡ イっちゃう゛♡♡ イクイクイク……ッ!♡♡ ひぐっ!!♡♡♡ ~~~~ッ゛ッ!!♡♡♡」

 深い絶頂……っ♡♡ クリトリスでイクのとは異なる底なし沼みたいな快感だった。ぎゅっと布団のシーツを強く握り、激しい快感に何とか耐えようとする。けれども一之瀬さんはそんなこと構わず、ポルチオをひたすら丁寧に擦ってきていて。

「あ゛あぁぁぁ~~~~ッ!♡♡♡ イ゛…ッ!♡♡ 一之瀬さっ♡♡ やめ……っ、イ゛っだところ…だからぁ゛♡♡ 奥やめ……っ♡♡ またイっぢゃ……ッ!♡♡ すぐイっぢゃ♡♡ んん゛んんんっっ!♡♡♡」

 全然イクのを我慢できない……っ♡♡ おちんぽで奥を擦られると、すぐにイかされちゃう……♡♡
 背中が仰け反り腰が浮き上がってしまうのに、その腰を追いかけるように角度を調整して雄竿を押し込まれるせいで、逃げ場がない。掛け布団を被った状態で挿入しているため、布団の中でむわん♡♡といやらしい臭いが充満していた。身体を濡らす汗の雫が跳ねて、お互いの身体にかかってしまう。けれどもそんな些細なことは一切気にせず、わたしたちはセックスに没頭していた。

「ん゛あっ♡♡ あ゛ああっ♡♡ 一之瀬ひゃ……っ♡♡ 一之瀬さ♡♡ きもひ、っ♡♡ きもひ…♡♡ もっとぉ♡♡」
「ああ、もちろんだ。こんな程度じゃ俺も満足できないからな……っ」

 もはやわたしたちはカメラ越しに見られているのも忘れて、ひたすらセックスを繰り返していく。奥をガチガチに固くした雄竿で擦られ、雌としての喜びをずっと教え込まれてしまう。そして今度はぎゅっと抱きしめられてぴったりと身体を密着したまま、ゆさゆさ♡と一之瀬さんの腰が動かされる。

「んっ♡ んんう゛♡♡ んんっ♡ んああ゛♡♡ はふ♡♡ はあ♡ はあ♡♡ 一之瀬ひゃ♡♡ はあ♡ あっ……♡♡ ああ゛…♡♡」
「桃井……っ、足を俺の腰に回して。ん、上手だ。このままセックスしような」
「ん……♡♡♡」

 ねっとりと絡み合う濃厚密着セックス……♡♡
 唇も秘部も同時に塞がれて、全身が快楽で蕩けていく。頭のてっぺんから足の先まで快感電流が流れ、まともに息もできないまま、キスハメで責められる。唇も秘部もぴったりとくっついたまま離れず、濃厚なセックスを一之瀬さんに教え込まれてしまう。

「はあ♡ は…♡ はあ…♡♡ 一之瀬さ……♡♡ んんっ♡♡ んぅ…♡♡ んっ♡ んっ♡ んふ♡♡」
「ああ……っ、このまま……ッ、イっていいか……桃井にくっついたまま、っ」
「え、あ、はい……♡♡ イってください……っ♡♡ んむっ♡ んっ♡ んんっ♡♡ んちゅ♡ ちゅむ、ちゅう……♡♡」
「ちゃんと、外に……出す、から……ッ」

 膣内に出してもいいのに……♡♡と回らない頭で考えながら、一之瀬さんの腰の動きに合わせて身体が揺さぶられる。ふうふうと耳元で一之瀬さんの吐息を感じ、興奮させられてしまう。ずっとキスをしている密着体位のまま、一之瀬さんの腰が激しく打ちつけられていく。

「ああ゛っ♡♡ ん゛む゛っ♡♡ んんっ……!♡♡ あっ♡♡ イ゛…グッ♡♡ イ゛♡♡ イ゛ッッッ!♡♡♡」
「ぐ…っ、そろそろイきそうだ……ッ、桃井、出すからな……っ」
「ひゃい♡♡ だひて、んんっ♡ だひて、くださ……っ♡♡ あああっっ♡♡」
「っ……出るっ!!」
「~~~~ぁあ゛ああああっっっ!♡♡♡」

 瞬間、一之瀬さんの雄竿が膣内から抜き取られ、びゅるるっ♡♡と熱い液体をお腹にかけられた。わたしも絶頂を迎えたせいでびくん♡ びくん♡と全身が痙攣し、尿道からは透明な液体がぴゅる♡ ぴゅる♡と噴き出している。ぐったりと布団に身体を預けていれば、一之瀬さんにぐっと強く抱きしめられて、「まだいけるか…?」と聞かれてしまった。そしてその問いにこくん…♡と小さく頷き、再びキスをしようとすれば、ピピピピピピッッッ!!とアラーム音が響く。

「――――っ、時間だな……」
「…ぁ…………♡♡」

 一之瀬さんが布団から出てアラームを止めにいくのをぼんやりと眺めながら、これで終わりなんだ……とどうしてか落胆している自分がいた。

to be continued……