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会社の慰安旅行で温泉旅館へ向かう途中、憧れの上司に新幹線ですりすり優しくクリ責め♡ イクことを許されずひたすら焦らされて……♡


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花木 桃花:社会人2年目。押しに弱く流されやすい性格。ただ、仕事ぶりは丁寧であり、頑張り屋のため、周囲にも認められている。
新見 健:主人公の上司であり、新人の頃から主人公の面倒を見ているため、主人公を特別気にかけている。普段は穏やかで優しい性格であるが、Sな部分も実はある。



会社の慰安旅行で温泉旅館へ向かう途中、憧れの上司に新幹線ですりすり優しくクリ責め♡ イクことを許されずひたすら焦らされて……♡



 本日は年に一度行われている恒例行事の、社員旅行である。毎年行く先もほぼ固定で、日頃の疲れを癒して欲しいという社長からのお願いもあって、温泉旅館であった。
 旅館までは新幹線で向かうことになっているため、事前に送られてきた新幹線のチケットを忘れないように持ち、駅へと向かう。
 実は隣の席に誰が座るのかを、わたしたちは知らない。上層部の方で、同じチームや部門の中でシャッフルをしているらしい。これなら全く知らない人と隣の席になることはないし、どうしても苦手な人間がいれば事前に連絡できるようにもなっていた。

 ええと、わたしの席はどこだろう。
 出発予定の新幹線に乗り込み、自分の席を探せば、どうやらその車両の一番後ろであるようだった。窓際の席に座り、隣の相手を緊張しながら待つ。

「――ああ、花木さんでしたか」
「……え? あ、新見さん……!」

 普段から聞き慣れた、ほんの少し低くて穏やかな声。さっと顔をあげたら直属の上司がふわりと微笑んでいた。荷物を上の棚に載せつつ、わたしの隣に座ってくる。

 どうしよう、新見さんだ……っ。まさか密かに憧れていて、大好きな上司が隣になるとは思っておらず、胸がきゅんと高鳴ってしまう。慌てて姿勢を正して、前髪を整えればくすくすと笑われた。

「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。今日は仕事ではないですし」
「わ、分かってます……っ」
「……そうだ。乗車前にチョコレートを買ってきたんです。隣の方と食べようと思って。花木さん食べませんか」
「わぁ、新見さんありがとうございます。いただきます」

 きのこの形のチョコを一つ受け取り、和やかに談笑を始める。普段とは違う距離で聞こえる新見さんの声が、やけに耳をくすぐって、頬がほんのり赤く染まっていく。なんだかいい匂いもする気がした。香水だろうか。それでもじろじろと見すぎたせいか、んっ?と首を傾げられ、それさえもきゅうと胸が締め付けられる。

「そういえば今度の新年会だけれど、花木さんは参加するの?」
「は、はい……! あの、新見さんは参加されないんですか……?」
「参加するつもりだよ。仕事次第なところはあるけれど」
「そ、そうですよね……」

 たわいもない話を二人でしていれば、ぶるりと身体が震えてしまった。上半身は問題ないが、足元が冷えてしまっているのだ。元々わたしは冷え性であるし、さらに今日はスカートを履いてきているせいで、足元はストッキングだけで心許ない。靴下を重ねて履いておけば良かったと、わたしは密かに後悔した。

「ん? 花木さん寒い?」
「あ……だ、大丈夫です。足がちょっと冷えてるだけで」

 冷え性なんです、と付け加えれば、ふむ、と新見さんが考えるそぶりをする。そして横で急に新見さんが立ち上がると、荷物を漁り始めた。

「新見さん、どうかされましたか?」
「いや……確か膝掛けを持ってきていたはずだから……あ、あった。ん、花木さんこれを使って?」
「え……! わ、悪いですよ……それにこれ、持ってきたってことは新見さんが使う予定だったんじゃ……っ」
「寒い時があったら、使おうと思っていただけだよ。はい、足元冷えるんでしょ、大人しく使ってね」
「ありがとう、ございます……っ」

 紺色で無地の膝掛けを受け取ると、わたしは有り難く膝に乗せた。毛布は思った以上に暖かく、これで幾分かマシになるだろう。再度、新見さんにお礼を伝える。
 自分の上司の優しさに心をときめかせつつ、新見さんと雑談を再開した。今年の席運は当たりだったと思う。まだまだ温泉旅館まで、たっぷり時間はあるようだった。

 会話も落ち着き新幹線の心地よい揺れに、ついうとうとしていれば、膝掛けの中に新見さんの手が入り込んできて、ハッとした。

「えっ、新名さん……っ?」
「しーっ、静かにね?」
「あの、でも、何して……」

 するりと新見さんの手が、わたしの太腿をスカート越しに撫でてくる。わたしよりも一回りか二回り手が大きいせいで、ああ、この人は男性なんだと感じてしまう。
 でも、わたし今何をされているの……?
 新見さんに太腿を触られて、上手く声も出せなくて。
 わたしがまともに抵抗しないことを察したのか、新見さんの動きはエスカレートしていく。

「や、新見さん……こんなところで、っ」
「……こんなところじゃなかったら、いいの?」
「っ、それは……」
「可愛いね、花木さんは」

 憧れていて、かっこよくて、大好きな上司。
 正直にいってしまえば、嫌ではなかった。この人に触れてもらえる日が来るなんて思っていなかったから。でもここは新幹線の中だ。周囲の席には同僚がたくさん座っているし、いつ誰に見られるか分からない。唯一の救いは、膝掛け内で行われていることだろうか。

「花木さん。今から君のここに手を入れるけど、声は我慢するように」
「え、何を言っ、て、っ――!?」

 お腹の下部を円を描くように数回撫でられた後、タイツの中へ新見さんの右手が入り込んだ。流石にこんなのは駄目だと意を決して、新見さんに抗議しようとする。その入り込んだ手を掴み、口を開こうとすれば――。

「んむっ……!?」

 見透かされたように、新見さんの唇がわたしの唇を塞いだ。抗議の言葉は新見さんの口内に消えていく。先程食べたばかりの、チョコレートの味がするキスだった。すっと新見さんの唇はすぐに離れていき、再びその唇は角度を変えて、わたしの唇に重なる。ふに、っと柔らかい唇の感触が、戸惑った心を現実に戻してきた。

「んっ、んう……っ、新見さ、ん……ッ」
「大丈夫だから、俺に全部任せて」
「あ……っ」

 口付けをされたまま、ショーツを新見さんの手が撫でてくる。ずりずりと衣ずれの音が聞こえてしまい、思わず新見さんの腕を掴んだ。焦げ茶色の瞳で覗き込まれながら、二本の指で下着のクロッチを往復される。そして、ピンポイントでクリトリスを指腹でなぞられた。

「っう、んんっ、ふあ……っ、そこ、はぁ……ッ、新見さん、駄目…です、っ」
「何が駄目? 花木さんとろんとしてきてるけど、本当に駄目かな?」
「ん、あ、あ、っ……ふうぅ……っ……」

 秘部の割れ目を優しく指で上下される。そのたびに、クリトリスをショーツの上から擦られてしまい、身体が徐々に疼いてしまう。手足の先から力が抜けていき、服の裾を掴んでいた手が、ずるりと落ちてしまった。

「あ、んっ……♡ ふああ……っ♡ こんな、の……んっ♡ あ、あっ……♡ 駄目、なのにぃ……っ♡」
「花木さん。とても可愛いけれど、あまり声を出すと周りに聞こえてしまうから、抑えてね」
「――っ♡ ごめんな、さっ……んんっ、ん……っ、ん♡」

 どうしようもなく羞恥に駆られて、わたしは口もとを片手で押さえる。恥ずかしいことに、わたしの身体は快楽に反応してしまっていた。ぴく、ぴく、と小さく座席で身体を震わせながら、涙目で新見さんを見つめれば、ごくりと彼が固唾を飲み込む音がする。

「あ―……我慢していると、それはそれで……くるものがあるね。声を出させたくなる」
「は……っ、えっ……ん――っ♡♡ うそっ……今、クリを、きゅってして……ッ♡ んふうぅぅっ♡ あぅ、声……出て、ごめんなさ、っ♡♡」
「可愛い。花木さんのクリ、固くなってきてるよ。俺に触られるのが気持ちいいんだね、嬉しいな。声出ちゃってるのも、エロいし……」
「っ、そん、なぁ♡ も……っ、新見さん、らめ……♡ んんっ、んあっ、あっ……♡♡ そこ、弱いん…れす♡ 声、我慢なんて、無理なのぉぉ……っ♡♡ あっ♡♡」

 甘ったるくふわふわ浮いた心地のような、そんな嬌声が漏れ続ける。すりすりと肉芽を布越しに擦り回され、はぁ、はぁと荒い呼吸になっていく。

「んっ……んっ……はぁ、はぁ……♡ 新見、さん……本当に、んんっ、らめれす……っ♡♡」
「駄目かあ。ね、花木さん、タイツ脱げるかな? 履いたままだと触りにくいから……」
「……ぇ、脱ぐって、ここでですか……? それは流石に……っ」
「花木さん、大丈夫だから。誰も見てないかは俺が確認しておくよ。ほら、脱げるよね?」
「ぁ……♡ ……はぃ…………♡♡」

 気がつけば、わたしは自らのタイツに手をかけ、腰を軽く浮かし、タイツを脱いでしまっていた。汗が太腿に滲んでしまっていて、むわんと蒸気が出てしまったような気もする。ぱさりと床へ落ちたタイツを手に取り、丁寧に折り畳んだ。

「いい子です。他の方に見えないように、膝掛けは落とさないでくださいね」
「ん、は、はい……♡ ちゃんと膝掛けを持ちます……♡」
「では、花木さんのクリを引き続き触るよ」
「ひん……っ!?♡♡」

 つんと勃ち上がったクリトリスを、クロッチの上から爪先でカリカリと引っ掻かれる。びくん!と華奢な腰が跳ね上がり、無意識に膝掛けを強く握った。

 ああ……どうしよう、気持ちいい。気持ちいい……っ♡ クリ弄られるの、気持ちいいよぉ♡ こんなの、見られたら、終わりなのに……っ♡ 声、我慢出来てな、い♡

 すっかり興奮のスイッチが入った顔で、新見さんに、駄目です……と小さく呟けば、新見さんの左手がわたしの頬を撫でる。そして、横を強引に向かされると、唇を重ねられた。

「んんっ♡♡ んむ――っ♡♡ んっ、んんっ……♡♡」
「その顔はずるいなぁ……甘やかしたくなってしまう」
「ぷぁ……♡♡ なに、っ、あむっ♡ ん――っ♡♡ んんっ!?♡♡ んっ、はぁ……!♡♡ ゃ、キスしながら、クリ、っ、んっ♡ 触っちゃ……ッ♡♡」
「同時責めは嫌だった? 花木さんが本当に心の底から嫌だというなら止めてもいいけど……?」
「心の底、から……っ……?♡」

 尋ねられて迷ってしまう。わたしは確かに止めて欲しい筈なのに、止めて欲しくないと思ってしまう自分もいて。それでもこんな所での行為としては間違いである、そんな理性だけがわたしを現実世界に留めるようだった。

「それで花木さん、本当に嫌なの?」
「っ……新見、さ……わたしは、っ…………やっぱり、こんな所では、っ、だ、だめだと…思い…ます…………んあああっ!?♡♡♡♡」
「――ああ、ごめんね。花木さんが嘘をつくので、クリにお仕置きをしちゃった」
「……ぁ、あっ、あ…………♡♡♡」

 きゅむ♡とクロッチの上から、肉芽を強く摘まれてしまった。もはや声を出してしまったことを気にすることもできず、腰をビクビクと揺らし、じわりとショーツに染みが広がっていく。そんな……声、出ちゃった…………♡♡

「新見、さ……っ……♡♡ わたひ、声を…………♡♡」
「……うん。でも前の二人は寝ているし、向こう側の席も気づいてないみたい。ラッキーだったね」
「ぁ……♡♡」
「ねえ、花木さん聞こえる? このくちゅくちゅって音。君の下着の中から鳴ってるんだよ。……もう、こんなに濡れちゃってるんだ?」
「〜〜っ♡♡♡ や、音……っ、出さない、でぇ♡♡♡」

 くちゅくちゅ、くちゅん♡♡ くちゅっ♡ くちゅん♡♡
 ショーツの上から秘部を擦られると、いやらしい音が嫌でも聞こえてしまう。耳まで真っ赤にして唇をきゅっと噛めば、林檎みたいに赤くなった耳をぬるりと舐められ、ひっ、と可愛らしい喘ぎ声が出る。

「あう……っ♡♡♡ 新見、さん……♡♡ らめ、れす……らめ……っ……♡♡♡」
「まだ抵抗する理性があるなんて、意外と花木さんは強情なんだね。じゃあ、そろそろ直接触っちゃおうか」
「ち、直接……?♡♡ ひ……っ♡♡♡ うあっ……♡♡♡ や、め……ぬるぬる、っ、されて、っ♡♡ ん〜〜♡♡」

 ずるりと容赦なくショーツの中に新見さんの片手が侵入し、指で愛液を掬った後、濡れた指で肉芽をすりすりと擦られる。直接肉芽を触られると、腰に快感電流が走ってしまい、ずくんと腰が重くなっていく。

「ふ――っ♡♡ ふ――っ♡♡ あっ、あっ、ぁ……ッ♡♡♡ 新見、ひゃ♡♡ あ……っ♡♡♡」
「どうかした、花木さん。もっとして欲しいの?」
「ぁ……ち、ちが……っ♡♡♡ ん〜〜〜〜ッ!?♡♡♡♡ あ、嘘ついて、ごめん、なさ……♡♡♡ んふうっ♡♡」
「そうだね。嘘をつく悪い子は、クリを潰したよ。それでどうなのかな?」
「んんっ♡♡ あ……きもひ、っ♡♡ クリを、ぬりゅぬりゅ♡ されるの、きもち、い……ッ♡♡♡ っ、あ……だから、っ…………もっと、して…ほし、っ♡♡♡♡」
「素直な子は好きだなあ。ご褒美にいっぱいクリを触ってあげる」
「ふああ〜〜――♡♡♡♡」

 ソフトタッチで肉芽をゆっくりとなぞられ、気持ちいいのが身体の奥に溜まっていく。いつの間にか秘部を見せつけるように股を開いてしまい、あっ、あっ、あっと小さく喘ぎ続ける姿は、紛れもなく発情した雌の姿であった。

「あっ、あ……っ♡♡ 新見、さ、っ……♡♡♡ あうう……っ♡♡ も……っ、ゆるひて、くださ♡♡ あっ、う、う…………♡♡♡」
「もっとして欲しいって言ったのは、花木さんでしょ? そんなに腰をカクカクさせてると、膝掛けの上からバレちゃうかもね」
「っ……!?♡♡ らめ、れす……んんっ、ん……っ♡♡」

 開いた口で唾液の糸が伸びて、そこに分厚い舌を挿入された。口内を舌で掻き混ぜられると、頭がくらくらする。ぬりゅぬりゅとクリトリスを摩られていれば、快楽の波が近づいてきてしまい――。

「まっ、まっ…て、くだ…さ、ぃ……ッ♡♡♡ 新見さ、っ♡♡ あっ、ああっ、これ……わたひ、んっ♡♡♡ イ、イクのがきて、て……んんんうっ♡♡♡♡」
「イクのは駄目だよ。大きな声が出ちゃうでしょう?」
「そ……そんな、っ……♡♡ ン……ッ♡♡♡ 我慢っ♡♡ 声、我慢しましゅ、からぁ……!♡♡♡ イカ、せて……くださ、イカせて……っ……♡♡♡♡」
「今も声が出ちゃってるけど、本当に我慢できるの?」
「はうっ♡♡♡ 我慢、しますっ……でき、ましゅ♡♡♡ あっ、あ、ア……ッ♡♡ んふぅ、っん♡♡♡ イき、た…………♡♡♡」

 その間も新見さんの指は止まることなく、ぷっくりと膨らんだ肉芽を、優しく撫で回してきていた。ぐったりと身体を座席の背もたれに凭れさせたまま、甘い快楽に浸っていれば、身体が限界を訴えてくる。

 あ……無理っ♡♡ 本当にイっちゃう♡♡ 新幹線で、人がいるところでイっちゃう……っ!♡♡♡ イクの我慢なんて、出来ないのぉぉ♡♡ やらっ、無理、なの……っ♡♡

 下品な腰ヘコを繰り返しているせいで、座席でたまにガタガタと音がしてしまう。けれど、もはやその音も気にせず、わたしは新見さんの指に夢中になっていく。

「ふああ――……♡♡♡ あっ、あ――……♡♡♡ いく、っ、いく……っ♡♡ い、くぅぅぅ――……ッ♡♡♡♡ も、っ、イキ、ましゅ…からぁ……ッ♡♡♡」
「まあ、花木さんがどうしてもイキたいっていうなら、条件を出そうか。俺の名前を呼んでよ。そうしたら、イカせてあげる」
「ふう、う……っ、な、まえ……?♡♡♡」
「うん。俺の名前知ってるよね」
「ぅ、っ…………健さん……っ♡♡ い、イきた、い……です……♡♡♡ 健さ……っ♡♡ おねがひ、しましゅ♡♡♡ いかせ、て……ッ♡♡♡」
「……可愛いな。そうだね、なら――」
「ふやあぁぁ〜〜……っ♡♡♡♡ あっ、いくいく、っ♡♡♡ いっ……く、い……く……っ♡♡♡♡」

 顎先を仰け反らせ、片手で口元を押さえて、イク準備をすれば、くす……と小さく揶揄うように笑われた後、新見さんの指がクリトリスから離れていってしまった。

「ぇ……っ!?♡♡♡」
「――やっぱりまだ止めておこうかな」
「ぁ……ぁぁ……♡♡♡ い、や……っ…………♡♡」

 新幹線でイクのは良くないよね、と今更なことを言われながら、新見さんの指がわたしの太腿を撫でた。てっきり絶頂を迎えるつもりだったわたしの腰は、まだガクガクと震えてしまっている。突き出した舌をぢゅるるっと吸い上げられてしまい、全身が揺れてしまう。

「っ、新見、さ……♡♡ イキたい、れす……イキたい……っ……♡♡♡ さわって、さわってぇ……ッ♡♡♡」
「そうだね、意地悪してごめんね。じゃあ、触るよ」
「ふああ……っ♡♡♡♡」

 すっかり濡れてしまった下着の中で、再びクリトリスを指でなぞられる。イク寸前まで高められたせいか、ほんの少し触られるだけで、じいぃぃんん♡と肉芽が痺れた。二本の指で挟まれて、こすこすこす♡と擦られるのが堪らない。

「ああぁぁんんっ♡♡♡♡ あっ……声……っ♡♡♡ ううっ、んっ、ごめん…なさ……♡♡♡ う゛――っ♡♡♡ う゛――っ♡♡♡ はう、う……っ♡♡」
「声が出ちゃう子はイカせてあげないよ? ちゃんと我慢できるよね」
「アッ♡♡♡ がまん、できる、っ、できます、んん♡♡ 指とめちゃ……っ♡♡ ああっ♡♡♡♡ きもちっ♡♡ きもひ、いぃ♡♡♡ ああ……っ、すぐ……いく、っ♡♡♡ イクのきて、るっ……♡♡♡♡」
「もうイキそうになっちゃった? 目がとろんとしてイキたそうな顔になってるよ。ほら、どうして欲しい? 花木さんのクリをどうやって触って欲しいのか、言って」
「っ……恥ずかし、のに……♡♡ んんっ、あっ、指ですりすりっ、んっ、されるのが……ひああ〜〜……♡♡♡♡ あっ、それしゅきっ♡♡♡ しゅきぃぃ♡♡♡♡ んあ、っ、あっ、い、く……いくいく……ッ♡♡♡♡」

 粘度の高い愛液を肉芽にたっぷりと塗り込まれ、指でゆっくりと擦られると、身体がイキたいと疼き出す。いくいく、と可愛らしい甘えた声を漏らしていれば、名前を呼んでね、と命令された。

「健……さん……っ♡♡♡ いく、いく……ッ♡♡♡ イキ、ましゅ♡♡ ああああ…………いく、っ、いくぅぅ……♡♡♡ ほんとに、あっ、イキ、まひゅ♡♡♡♡ 健、さっ♡♡♡ イ、いっていい、です、か……っ♡♡♡」
「ちゃんと俺に許可を求められて偉いよ。どうしてもイキたいの?」
「あ…あ……ああ、イキたい……っ……イキたいれす……♡♡♡♡ ふああ……♡♡♡ イキたっ……♡♡♡ んんんっ……イキたいっ♡♡♡♡ ああ、あっ♡♡♡」
「イクことしか考えられなくなっちゃってるね。そんなだらしない顔を見られたら、一発でみんなにバレちゃいそうだ」
「やら、やらぁ……♡♡♡ あ、いくいくっ♡♡♡ 健……さん、っ♡♡ イキましゅ……っ!♡♡♡♡ ごめんな、さ♡♡♡ いっく、っ♡♡ いっ、くうぅぅ……ッ♡♡♡」
「――じゃあ、休憩ね」
「…………ぁ?♡♡ あああ――……♡♡♡♡」

 再び絶頂の寸前で新見さんの指が離れていき、わたしは絶望する。指へ押し付けるように腰が大きく浮き上がったけれど、意味はなかった。頬を真っ赤に染めたまま、じんじん♡と疼くクリトリスの甘い痺れに襲われ続ける。

「あっ、うあ、んん……っ♡♡♡ イけ、な……っ……♡♡♡ ふ、あ…………♡♡♡♡ 健……さ……♡♡♡」
「惜しかったね、あとちょっとだったのに」
「〜〜っ♡♡♡ な、なんで……そんな、っ……こと……♡♡ あ……♡♡ 健さん……?♡」
「…………少しの間、下を向いてて」

 新見さんに言われた通り下を向けば、わたしたちの座席のすぐ横で人が立ち止まった。

「お、新見じゃん。お前こんな所に居たのかよ」
「……まあね」
「……!?」

 どうやら新見さんの同僚が、話しかけてきているようだった。表情を見られたら何もかもバレてしまいそうで、顔を上げることができない。俯いたまま、早く立ち去るのを待っていれば、様子がおかしいと思われたようで――。

「新見の奥にいる彼女、大丈夫なの? ずっと下向いてるけど……」
「っ……」
「ああ、花木さんはちょっと乗り物酔いしたみたいでね」
「え、大丈夫か? 俺、確か薬持ってるぞ」
「いや……さっき薬は飲んだみたいだから、問題ないよ」
「そうか……ならいいけどさ」

 この状況で一言も話さないのも不自然だろう。わたしは意を決して顔をあげようとすれば、すぐに新見さんに頭を片手で持たれ、彼の肩に凭れさせられる。

「……え、あの…………?」
「おいおい、新見。何をしてるんだよ」
「……こっちの方が頭が楽かと思ってね」
「え、あ、ありがとう、ございます……?」
「まあいいや。そっちの彼女も酷かったら無理するなよ」
「は、はい……っ」

 やっとのことで新見さんの同僚が立ち去ると、わたしはそっと安堵の息を吐いた。どうやら新見さんの大きな手で、蕩けた顔は見えなかったようだ。

「花木さん……俺は下を向いてて、って言ったよね。どうして顔を上げようとしたの」
「あ……その、流石にわたしの話題で、何も言わないのも変かと思いまして……」
「まあ。そうだけど。君のそんな顔、男に見られたら大変なんだから、もっと気をつけて欲しいな」
「か、顔って……」
「気がついてないの? 花木さん、凄くエロい表情してるよ、男が見たら襲われちゃうくらいのね」
「――っ、なに、言って……♡♡♡」

 ショーツの中で新見さんの指が動き回る。軽く擦り潰すようにクリトリスを撫でられると、快感電流が全身に走って、足先がぴぃんと伸びていく。ふにゃふにゃに蕩けた表情を見せつけながら、新見さんにしがみつけば、彼の目が鋭く細められた気がした。

「……ああっ♡♡♡ きもひぃ……っ♡♡♡ クリっ♡ とけ、ちゃ……ッ♡♡♡♡ んんっ、あうっ♡♡ 新見さ、っ♡♡♡ すぐ、イっちゃいま、すぅ……あっ♡♡♡」
「新見さんじゃなくて、健さんでしょ」
「ん゛〜〜〜〜ッ!?♡♡♡♡ ぁ、健さ、ごめんなさ…………♡♡♡」

 ぐりっ♡♡と強く肉芽を押し潰され、目の前がチカチカと白く明滅した。あまりの衝撃に、かひゅ、と変な息が漏れてしまう。ガクン、ガクンと腰が震えて、それでもイクことは出来ず、もどかしい思いをする。

 はやく、はやくイカせて欲しい……っ♡♡ 何でもいいから、早くイキたいのにぃぃっ♡♡♡ あっ、クリ……っ♡♡ そこ、気持ちいい……♡♡♡ すぐイっちゃい、そ……♡♡

 気持ちいいと吐息を漏らして、健さん……と名前を囁けば、クリトリスを撫でる動きが速くなった。

「あっ♡♡ あっ♡♡ あ♡ あっ♡♡ いくいくっ♡♡♡ も……っ♡♡ 今度こそっ、いくぅ……ッ♡♡♡ イ、いっていい、れすか……♡♡♡ あっ♡ あっ♡ ああっ♡♡♡♡」
「そうだね……花木さんも寸止めされて、そろそろ限界かな」
「は……はい♡♡ んあっ、限界、れすっ♡♡♡ い、イカせて……くださ、っ♡♡♡ んふうぅぅっ♡♡♡♡ 寸止め、やらぁ♡♡ い、イキた……っ♡♡♡ あ……っ♡♡♡」

 肉芽を人差し指で上下に往復されながら、中指がくるくると膣の入り口をくすぐり始めた。既に欲情したそこは、入れて欲しいときゅうきゅう収縮する。そして、遠慮なくつぷん♡と中指が膣の浅いところをくすぐっていく。

「へあ……っ?♡♡♡ あっ、なんれ…指っ……♡♡♡ ちゅぽちゅぽ♡ 音、えっちぃ♡♡ あうっ♡♡♡ んん、っ、ゆふぅぅ♡♡♡ はぁ……っ、はぁ……っ♡♡♡♡ あっ……やぁ、はっ、はぁ……っ♡♡♡♡」
「急に弱々しい声になったね、ここを触られるのは嫌かな? 花木さんのまんこの入り口だよ」
「ひん……っ♡♡♡ いや、じゃない、ですけどぉ♡♡ んんん……っ、ふあ、あ……ん……っ……♡♡♡ あ……あ……っ……♡♡♡ んっ……♡♡♡♡」

 新見さんの指は、入り口付近だけをひたすら撫でていて、正直物足りない。もっと奥を、指でいいから突いて欲しい。腰を左右に揺すりながら、中指を締め付けたら、クリトリスを別の指で引っ掻かれた。

「んぐ……ッ♡♡♡♡ や……っ、まっ、て……♡♡ 同時は、ぁ♡♡ クリっ、カリカリッ♡♡♡ ああっ、んっ♡♡♡ 中……っ、もっ、とたりな、っ♡♡♡ …………ふああ、っ♡♡♡♡ え、っああっ、んああっ♡♡♡♡」
「ああ、ごめんね。花木さんの中がぬるぬるしてるから、指が奥まで入っちゃったよ」
「奥、って♡♡ うああ……っ♡♡♡ あっ、そこっ、弱いところ……なんれすっ♡♡ あっ、あっ、あ、っあ♡♡♡ とんとん、っ♡♡♡ いい……ッ♡♡」
「上の所がざらざらしてる。……ん、ここ触ると気持ちよさそうだね。たくさん触ってあげるけど、イクのは禁止」
「ん゛――っ♡♡♡ ん゛――っ♡♡♡ あっ、いくっ♡♡ い……くっ♡♡♡♡ あっ、きんし、なんてぇ♡♡ やら、っ♡ いくいく……っ♡♡♡ いっちゃ、うのにぃぃ♡♡」

 イクイクと快楽負け宣言を何度もしているのに、駄目だよ、と穏やかな声で命令されてしまい、ぞくりと背筋が震える。我慢なんて出来るはずもないのに、わたしはきゅううう……っ♡♡と中で指を強く締め付けてしまう。ああ、またイキそうになって、る♡♡

「あううっ♡♡♡ い、いく、いくからぁ……ッ♡♡♡ あっ、ゆるひてっ♡♡ んんっ、あっ、いくぅぅぅ♡♡♡ いくいく……っ♡♡♡♡ 健、さっ♡♡ イ、イかせて、くださいぃぃ♡♡♡ ふあぁぁっ♡♡♡ いく……っ♡♡」
「どうしてもイキたいの?」
「んっ♡♡♡ いき、たい…れすっ♡♡♡ あ……いきそ、っ♡♡ いくぅぅ♡♡♡ い……っ♡♡♡♡ んふぅっ、はぁ、はぁ、っ♡♡♡」
「そっか。ならイカせてあげようか――」

 やっとイカせてもらえる、そう思った瞬間、車内にまもなく到着のアナウンスが流れた。ガヤガヤと周囲の人間が荷物を荷台から下ろし始め、ハッとしたように新見さんの手が下着から出ていく。

「……そろそろ到着みたいだ。ごめん、タイツ履かないとだよね。その格好で外に出たら寒いだろうし」
「あ……は、はい…………」

 わたしは戸惑ったまま、膝掛けで隠しつつ、タイツを履き直した。荷台から新見さんが取ってくれた荷物を受け取り、到着を待つ。火照った身体を半ば無理やり抑えながら、わたしはイクこともできず、温泉旅館に着くことになった。

to be continued……