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優しくて穏やかな年上彼氏に、もっと強引にしてほしいとお願いしたら、乳首で甘イキ&クリで連続イキさせられちゃう話♡


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胡桃:尚貴の部下。仕事で優しくていつも助けてくれる尚貴を好きになった。本当はもっと強引に責めてほしい願望がある。
尚貴:主人公の上司。誰に対しても優しく、穏やかな性格なため、周囲からの好感度も高い。体格はかなり良く、身長も180越え。
※本作品では、名前変換③④のみ使用可能です。①、②は入力しても使用できませんのでご了承ください。



優しくて穏やかな年上彼氏に、もっと強引にしてほしいとお願いしたら、乳首で甘イキ&クリで連続イキさせられちゃう話♡



「あ……っ、きもちい……尚貴さん……っ、イっちゃう…」
「っ……俺も、そろそろ出すよ……ッ」

 胡桃はベッドの上でぎゅうと尚貴さんを強く抱きしめながら、ゴム越しに精液を膣内へ送り込まれた。はぁ、はぁ、はぁと荒くなった呼吸をお互いに落ち着ける。余韻に浸るように頭を優しく何度も撫でられ、好きだと囁かれた。

「ん……っ……」
「今日も頑張ってくれてありがとう、胡桃ちゃん。気持ちよかったよ」
「は、はい。わたしも気持ちよかったです……!」
「良かった」

 本当に心の底から安堵したような笑みを浮かべられ、心臓がきゅんと高鳴った。彼氏である尚貴さんは、身長が百八十センチ越えの大柄な男性である。普段からジムに通っているようで体格も良く、まさに鍛えられた身体と呼ぶにふさわしい。そんなたくましい雰囲気を醸し出している男だというのに、見た目に反して穏やかで優しいため、わたしはそのギャップにやられてしまっていた。

「尚貴さん、あの…………」
「ん、どうかした?」

 ただ、最近少し悩んでいることがある。
 尚貴さんとのセックスは紳士的で優しくて、わたしの身体を気遣ってくれるものであった。
 けれども、ほんの少し。ほんの少しだけ、物足りないと感じてしまっている。わたしのことを、本能のままに求めて欲しかった。

「……もっと、わたしにしたいことは、ないですか?」
「え?」
「その、いつも優しく抱いてくれてるので……不満とかないのかなって、思いまして」
「いや? 胡桃ちゃんに触れられるだけで、俺は幸せだから。不満なんてないよ」
「そ、そうですか……」

 幸せ、不満なんてない、と言われて嬉しいはずなのに、わたしは密かに落胆してしまう。

「……胡桃ちゃんは、逆にして欲しいことあるかな」
「え……っ、その……」
「うん? して欲しいことがあるんだね。言ってごらん」
「でも……」
「大丈夫だから。ごめんね、我慢させちゃってて」
「ち、違います……っ! いつも尚貴さんは優しいので、もっと……強引にしてみて欲しくて……っ……!」

 思わず大きな声で宣言してしまい、わたしは顔を真っ赤にして俯いた。ついに言ってしまった、尚貴さんに。
 けれども尚貴さんの返事はなく、不安になって顔を上げたら、真剣な瞳と目が合う。

「っ……尚貴、さ――――んっ!?」

 突然無言のまま、尚貴さんがわたしの両手を頭の上で束ねるようにして、片手で掴むと壁に身体を押さえつけられた。そして、身動きがとれない格好で唇を奪われる。

「んんっ……!? ん〜〜〜〜ッ」

 満足に息もできないほどの口付け。唇ごと覆い尽くすような深いキスに、頭がくらくらした。急なことに驚いてしまい、とりあえず酸素を取り込もうと、顔を横に背けて唇を離せば、すぐにその唇を追いかけられて、塞がれてしまう。

「んっ、んむっ、んふぅぅぅ……っ、んっ、んっ、んんうっ、ぷあ……っ」
「へえ――こういうこと、して欲しかったんだ?」
「〜〜――っ!?」

 穏やかなハスキーボイスが、わたしを狂わせていく。ぞくりと背筋が震えて、瞳がとろんと落ちていった。
 これ、思った以上に、クるかも……っ、尚貴さんの雄顔かっこいい……好き、堕とされちゃう……っ
 尚貴さんの眼はギラついていて、まるで知らない男性のようだった。両手を押さえつけられたまま、尚貴さんの顔が近づいてくると、見せつけるように舌で唇を舐められる。

「っあ、あ、あ……やっ、尚貴さん……恥ずかしい、です……ん……」
「恥ずかしいのが気持ちいいくせに。胡桃ちゃんも舌出して、くちゅくちゅって絡められるよね?」
「っ、んぁぁぁ……ふあ、あ、っ、んちゅ……ちゅ……っ、あっ……ぁぅぅ……っ、あっ、見えちゃ……」

 口外で互いの舌を重ね合わせているせいで、いやらしく動く舌が嫌でも目に入ってしまう。舌先でチロチロと舌腹をくすぐられてしまい、ビクン、ビクンと腰が揺れる。
 こんなキスを、今までしたことがなかった。羞恥でぎゅうと目を閉じてしまえば、咎めるように舌先を甘噛みされる。

「んあ……っ」
「こーら胡桃ちゃん。ちゃんと見てないと駄目だよ。俺と胡桃ちゃんの舌が、いっぱいくっついてるところをね」
「ぁぁ……ぁ……そ、んな……っ……」

 目を背けることさえ許されず、欲に染まった瞳に囚われたまま、きゅうと頭の中が白く染まっていく。舌同士が触れ合う淫らな水音が聞こえるたびに、恥ずかしさで身体が熱くなった。自然と乳首が下着の中で窮屈そうに勃起する。思わず身を捩れば、にやりと尚貴さんの口角が上がったように、見えた。

「可愛い。胡桃ちゃん、他にして欲しいことあるよね?」
「……ぇ、ぁ、他に……?」
「キスだけでいいの? 例えば、胸とか……」

 尚貴さんの人差し指が首筋をなぞり、乳房へ移動する。

「んっ……」
「可愛いまんことか……」
「ひゃ……っ!?」

 右足の膝でスカートの上から、秘部をぐりぐりされる。

「胡桃ちゃん、どうなの?」
「――っ」

 いつもはこんな風に言葉で責められることなんてないから、胸がドキドキする。うずうずと疼く胸もとを一瞥した後、わたしの口は無意識におねだりをしていた。

「ち、乳首を、っ、舐めて……欲しいです……」

 零れた言葉の端に色欲が混ざっているのを自ら理解してしまい、背中に鳥肌が立ってしまう。桜色のシャツのボタンを外す尚貴さんの指が、酷くもどかしく感じた。豊かな乳房を支える下着のカップへ片手がかけられると、ずるりと勢いよくずらされる。

「あっ……!!」

 羞恥と興奮と快楽で訳が分からなくて、熱病にかかったように瞳が潤んだ。そして背中に片手を添えられると、胸もとを引き寄せられてしまい、湿った舌でぬるんと乳首を舐め上げられる。

「ッ、ア……っ」
「気持ちよさそうな声だね。――でも、」

 恋人からの愛撫で期待したように勃ち上がった乳首へ歯を立てられると、きゅうとその突起を甘噛みされた。

「んあっ!?」
「――違うよね。本当は噛んで欲しかったんでしょ」
「ぁっ、ぁ……っ、」
「この乳首を、強く虐めて欲しかったんじゃないの?」
「ひぐうぅぅ――ッ!!」

 きゅむと二本指で摘まれた乳首を、強く前へ引っ張られてしまい、びくん!と細い身体が跳ねる。真っ赤に熟れたそこに衝動的な痛みが走り、甘く全身が痺れていく。こんなの、気持ち良くないはずなのに、嬉しいとばかりに足の膝がガクガクと震えてしまっていた。

「あううっ、尚貴、さ……っ、んっ、んっ……んんんぅ……ッ、や、やめ……」
「あれ、やっぱり舐める方が良かった?」
「ひゃんっ、あ…っ、あっ……ふああ――……んん、っ、んう……あぐっ……!!」

 優しく突起を舐められたと思えば、すぐに甘噛みされて、乳首を引っ張られて。甘やかな愛撫と強烈な愛撫を交互にされてしまい、狂ってしまいそうだった。混乱したようなわたしの様子がおかしかったのか、尚貴さんは喉をくつくつと鳴らして笑っている。

「どっちが好きかはっきりしないね。――両方しよっか」

 生理的な涙が滲んでいるせいで、はっきりと見えなかったが、尚貴さんの唇が片方の乳首に寄せられた気がした。それで、かぷっと甘噛みされて、あ、気持ちいいと思ったら、もう片方の乳首をぎゅうっっと伸ばされて。ぼうっとした頭で何が起きたのか理解しようと、自分の胸もとを覗き込むけれど、上手く思考が回らなかった。可愛らしい小ぶりな唇から、疑問符がぽろぽろと零れ落ちる。

「ぁっ、ぇ゛……?っう゛ぁ、ぁ……っ……?」
「――可愛いね、胡桃ちゃん」

 何かを言おうとしても嬌声で遮られてしまい、訴えることができない。快感電流がじぃぃいんんと全身の神経をめぐり、最終的に腰へとたどり着き、砕けさせる。次に気がついた時には地面にへたり込んで、びくびくと身体が反応していた。

「ひあぁぁぁ――……んあ、っ、あっ、あ……あっ……えっ、う……?からだっ、おかし…ッ」
「甘イキしてるね、こんなのでイっちゃったんだ? 乳首引っ張られて、噛まれてさ。この、変態さん」
「〜〜〜〜っ、ゃぁぁ……っ、ち、ちが……」
「嘘ついたら駄目でしょう? ほら言ってみて。わたしは乳首を虐められて気持ち良くなっている変態です、って」
「む、むり……です、っ、ひぐっっっ」

 ふわふわとした視界のまま顔を上げたら、何故か尚貴さんと至近距離で目が合った。おかしい、わたしは座り込んだはずなのに。尚貴さんとこんな近くで、目が合うはずがないのだ。つまり、それは、尚貴さんがわたしに合わせて座り込んだということで。彼の指は、真っ赤な突起を捻り上げていた。

「ん゛ううぅぅ――――――っっっ」
「言う気になった?」
「……ぁ…………ごめんな、さ……っ……わたしは、っ、ちくびを…虐められてっ、っう、気持ちよくなってる…っ、変態です……っ」
「ちゃんと言えたねえ。ならご褒美」
「ぇ、あの……〜〜〜〜――っ゛っ!!」

 ぐぐっと親指で胸の突起を内側へ押し込まれると、白い首を晒してわたしは仰け反ってしまった。甘くてじんとした痺れなのに、身体はすっきりしなくて、再び甘イキしたのだと悟る。溜まりきった快感の容器の小さな穴から、ほんの少しずつ、快感が出ていっているような感覚。足りなくて、尚貴さんめがけて思わず胸を突き出してしまう。

「んっく、う……ッ! フ――っ、フ――ッ、あ……っ、尚貴…さ、っ……」
「えっちな格好しちゃって、可愛い。こんなに大きくなった乳首を爪でカリカリってしたら、さぞかし気持ちいいだろうね?」
「は、っ、ぅ゛……ッ、はっ」

 尚貴さんの指が、くるくると胸の突起の周りを滑る。けれどもそれは勃起した中心には触れず、胸の谷間を撫でた。焦らされている。

「ン……ッ、尚貴…さ、っ……やらっ、触ってぇぇ、触ってくださ……ッ! はっ、ぅっ、ちくびっ……引っ掻いてぇ……っ!!」
「はは、自分からおねだりしちゃったの。触って欲しくてたまんないって顔。そんな顔してると、どうにかしたくなっちゃうな」
「ッ、あ、う……尚貴ひゃ……」

 乳輪を指先で優しく引っ掻かれて、期待で熱い息が自然と零れた。早く早くと胸を揺すれば、焦るなとばかりに尚貴さんの指が中心から遠ざっていく。落胆したようなわたしの表情を見ると、尚貴さんは仄暗い笑みを浮かべていた。そして、カリッと爪先で思いっきり乳首を引っ掻かれる。

「う゛あっ、っひあ、ぁ、んっ、やぅぅぅ――……っ、ハッ……! イ……っ、く……ッ」
「胡桃ちゃんイキそうになってる? ならもっと乳首を虐めてあげようか」
「ひゃう……っ、あっ、つねっちゃ、ッ、ん――っ、やっ、ほんとに、イ……クッ……尚貴、さ……や、め……ッ」

 爪で強く片方の突起を弾かれながら、もう片方の乳首を伸びるくらい引っ張られると、ばちんっ!と頭の中で何かが弾けた。雷が落ちたような、そんな絶頂。びくびくと痙攣する汗まみれの身体を嘲笑うように、尚貴さんの指が更に乳首を引っ張りあげる。

「イ゛〜〜〜〜――ッッッ…………ぁ、っぅ、ぅぅ、っ、ん……っ……へあ、ぅ……はぁ……はぁ……っ……」
「イっちゃったねえ、胡桃ちゃん。乳首をいっぱい責められて、本当にイっちゃったんだ。……あーあ、まだ身体が震えちゃってるね、ぎゅってしてあげる」
「……あ……っ……」

 甘い絶頂の余韻に浸る身体をそっと抱きしめられて、肩に乗っていただけのブラウスが床へ落ちた。可愛い、好き、と独り言のように呟かれながら、頬へ何回か口付けられると、弱々しい嬌声が無意識のうちに漏れていく。

「ん……っ、あ、っ、あ…………」
「ふーん。足をもじもじさせているけど、どうしたの?」
「な、にも、っ……」
「まあいいよ。なら、下着を脱いでみて。何もないって証拠を見せてもらおうかな」
「ぇ……っ、下着って……」

 捲れ上がったスカートの中に手を入れられ、ショーツに手をかけられると、これのこと、と微笑まれた。いつもは部屋を暗くしてから、恥ずかしさを隠してくれるように、尚貴さんが下着を脱がせてくれるのに。今日は自分で脱ぐように命令されてしまって、鳥肌が立ったような痺れが背中をくすぐってくる。それでも脱ぐまで許して貰えそうになかった。
 わたしは冷たい床に座り込んだ腰をそっと持ち上げ、履いていたスカートを脱いでいく。汗がつーっと垂れた太腿の先には白い花柄のショーツがあった。

「……あの、尚貴さんに、見られてると……恥ずかしい、です……っ……」
「普段、恥ずかしがって見せてくれないもんね。でも……胡桃ちゃん、本当は見られるの好きなんじゃない?」
「――ぇ、っ」
「胡桃ちゃんが脱ぐところを、きっちりと視姦してあげるから、さっさと見せなよ」
「ア……ッ、う……」

 丁寧さが崩れた言葉が、返って、わたしの被虐心を呼び覚ます。震える手でショーツの淵にきゅっと手をかけると、意を決してショーツを脱ぐことにした。すぐに、むわんとした雌の匂いが鼻腔をくすぐり、顔が真っ赤になる。ショーツのクロッチと秘められた割れ目で、いくつもの透明な糸が引いていて、ぎゅうと逃避するように目を瞑った。

「――――やっ、ら、らめ……ッ」
「胡桃ちゃんのえっちな汁で濡れちゃってるよ。ああ、やらしいね。どうしてこんなに濡れてるの?」
「ぁ……ご、ごめんなさ……っ、ひゃあぁぁっ!?」
「ぐちゅぐちゅって音が出ちゃってるよ」
「あうっ、ああっ、あん……っ、こ、こすっちゃ」

 割れ目に手のひらを当てて上下に往復されると、淫らな水音が耳もとに響いた。ぬうっと尚貴さんの手に糸が移る。蜜のついた手を舌で舐めるところを見せつけられ、意味がわからなくなるくらい、頭が沸騰した。そして秘部をじいっと覗かれると、彼の指がちょんと突起の上に乗っかってくる。

「ふ……っ」
「ここは、どうして欲しいの?」
「ぁ、クリ……クリも触って、っ、ください……っ」
「素直でいい子だ」

 すりすり……と指の腹で優しくクリトリスを擦られてしまい、ぴくぴくと腰が揺れた。

「あ、ああ……っ、んあ、あ、っ、あっ、あっ、クリ……きもち、い」
「気持ちいいね、ぱんぱんに腫れたクリを触られるの気持ちいいねえ」
「あっ、あううっ、ひあぁぁ……っ、クリ……っ、やらぁ、きもひぃぃ、あんっ、ふぁぁぁ……」

 じわりと愛液が秘部の割れ目から溢れてくる。優しくゆっくりとクリトリスを可愛がられて、頭の芯から蕩けていってしまう。
 でも、気持ちいいのに、何でだろう。どうしてか物足りないような気がする。緩い刺激では到底辿り着けない、そんな快感を今日、わたしは知ってしまった。ぬるぬると愛液を絡ませ、性感帯を撫でる尚貴さんの手をそっと掴む。

「胡桃ちゃん、どうかした?」
「ん……っ、尚貴、さ…………っ、あの……っ……」
「なあに?」
「っ…………もっと、強く……して、ほしい、です……」
「胡桃ちゃんが言う強くっていうのはさ、こういうこと?」

 ざらついた手のひらですり……っとクリトリスを一撫でされると、次の瞬間には乾いた音がぱんっ!と部屋に響いた。

「オ゛ッッ……!?」

 じんじんとクリトリスが痺れている。尚貴さんの大きな手が下半身から離れていくのが見えて、漸くわたしはクリトリスを叩かれたのだと認識した。混乱したまま、涙でぼやけた視界の中で、再び尚貴さんの手がクリトリスを叩く。

「ひぎッッッ!! あ゛っ、うぅ、んっ……くっ、あ……っ……あっ……ぉ、ほぉ……っ」
「――ん? 胡桃ちゃん、お漏らししてるよ」
「ぇ、ぁ、ちが、っ……」

 よほど秘部が喜んだのか、ちょろちょろと愛液が秘裂から漏れてしまっていた。それをお漏らししたと揶揄されて、唇をきゅむと噛んでしまう。
 わたし……っ、クリを叩かれて、気持ち良くなって…
 知らない自分の性癖が少し怖かった。至近距離で尚貴さんに瞳を覗き込まれ、くすりと笑われると、良いことを思いついたとばかりに尚貴さんはぽんと膝を叩く。

「そうだ、あと五回。五回、胡桃ちゃんのクリをはたくから、それでイクところを見せて貰おうか」
「ひ……っ!?そ、そんなの、無理……っ……れす、っ……きゃうっ」
「無理じゃないだろ、ほら一回」
 バシンッと軽快な音が、わたしの耳を犯す。
「あ゛ぐんっっっ、は――っ、は――……」
「二回目いくよー」
「お゛おぉぉっっ……!!」

 叩かれるたびに、腰が大きく浮き上がる。クリへの強すぎる刺激に頭が回らない。気持ちいい、気持ちいいと、熱に侵されたうわ言のように呟いた。三回目だよ、と強くクリトリスを手で打ち付けられて、顎先から仰け反ってしまう。

「ん゛あ゛あ゛……ッ……は、う、っ……やっ、も、尚貴、さ、っ……むり、ぃぃ……っ、ゆるひ、て……ゆるひて、くださ、っ……んんっ」
「はいはい、次いくからね。四回目だよ」
「〜〜〜〜っ゛う゛う゛、あ、あ、あ、っ……あ……っ……」
「五回目だから、胡桃ちゃんがイクところを見せてね」
「ゃ……っ、む、むり……ッ! なのぉぉ」

 ニコニコと笑みを崩さないまま、尚貴さんの手がわたしのクリトリスを叩きつけ、同時に視界が真っ白になった。腰がめちゃくちゃに跳ね上がって、大きく開いてしまった口に舌が捩じ込まれる。頭の中でばちんと弾けるほどの激しい快楽が、全身を一気に巡り、遅れて悲鳴みたいな嬌声が喉から溢れていく。

「――――ぁ、ぁ、ぁぁああ゛あああっっ!!」

 きゅうぅぅっとお腹の奥が締まる感覚がして、こぽりと愛液の塊が秘裂から漏れ出した。踵で床を蹴ってしまい、ぴんと足の先っぽが伸びる。真っ白だった肌は茹だったように赤くなり、全身は汗でぐっしょりと濡れていた。

「あっ、あう、っうう……ッ……あ、っん……尚貴、さ……っ……んあ、あ……っ」
「はは、クリがぴくぴく震えてて、可愛い。叩かれて興奮しちゃったんだ?」
「……ぇぁ、う、そんな…こ、と、っ…………」
「口先だけそんなこと言っててもな。どろどろに蕩けた顔をしてるくせに」
「ァ、ッ……」

 全身から力が抜けて、ぐったりとリビングの床に寝転んでしまえば、むっちりとした太腿を抱え込むように腰を引き寄せられた。そして同様に身体を低くした尚貴さんの唇が、秘部へと近づけられると、熱い唇がクリトリスに触れる。

「あんっ、ぇ、まっ、舐め…………?あ゛ッ、う、そっ……ら、らめ……っ、っ、ぁ――――ひゃあぁぁぁんんっっっ!!」

 とろっとろに雄へ媚びた声を出しながら、わたしは反射的に尚貴さんの頭を両手で鷲掴みにした。ぐしゃり、と黒の癖毛が跳ね上がる。暴れる腰を強い力で押さえつけられると、再びぬるぅっとクリトリスが舐め上げられてしまう。大した愛撫に見えないのに、わたしには致命傷だった。自らの下半身へ顔を埋めた尚貴さんが上目遣いで、わたしを見つめてくる。長いまつ毛がきらきらと部屋の照明で光り、その美しさにどきりとした。

「あ゛〜〜〜〜ッッッ、あ゛――――ッ、きもひっ、きもひぃぃ〜〜――、クリっ、とけりゅ……っ、舐めちゃ、らめぇっ、はぁぁ……っ」
「舐めるの嫌なのかい? なら、吸ってみようか」
「ん゛ぐ〜〜〜〜ッッッ、あ゛あぁぁ……っ、ひぎいぃぃっっ、ああぁぁ――っっ、それ、つよ、ぃ…のぉぉぉっ」

 隙間がなくなるくらいぴったりと唇がクリトリスに当てられて、勢いよく吸引されてしまった。びゅるっと愛液が溢れて、床が濡れていく。尚貴さんはひどく楽しそうに目を細めながら、クリトリスを口内に含んだまま、舌でころころと転がしてきた。

「あへっ、ひぐうぅぅう゛うぅっ」
「胡桃ちゃんのクリ、大きくなってきたね。俺にもっと舐めて欲しいってことかな」

 ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅぅぅ……っと舌で柔らかく何度もクリトリスを弾かれ、わたしの身体はすぐに絶頂を迎える準備を始めてしまう。M字に開脚した足を自ら更に開き、意味をなさない断続的な喘ぎ声を出し続ける。勝手に腰が浮いて、気持ちいいところを押し付ける格好になっていく。

「イク、イクっ、イっ、くぅ……っ、ゃ、っ、尚貴ひゃ……またイク……ッ、イッくうぅぅ――――――っ」

 お腹の奥底から迫り上がってくる絶頂に、身体が歓喜で痙攣した。閉じられた瞳から涙がはらはらとこぼれ落ち、切なく甘い快楽に耽美する。指一本も動かせないくらいの脱力感にわたしは身を任せた。

「あ……ぅ……っ……んっ、ん……――――んやああぁぁっっ!?っ、今イっ…て……んぎいぃぃい゛ぃぃッッッ」

 ――だというのにその余韻に浸る間もなく、すぐに次の責めが開始される。ぢゅるるっ、ぢゅる〜〜っといやらしい水音を出して、クリトリスを吸引されてしまう。
 こんな強引に……イった後はいつも、休ませてくれるのに、でも、イってすぐ……クリ吸われるの、気持ちぃぃ……っ
 尚貴さんの優しい瞳が欲望で濁っているのを見ると、堪らなく興奮する。強い刺激に思わず腰を引けば、知らない男みたいな力で強く引き戻されてしまった。

「ん゛〜〜――ッ、あ゛っ、う゛あっっ、んひい゛ぃぃぃっ、尚貴さ、っ、おかしく、なるぅぅ……ッ、あ゛あっ、あっ」
「おかしくなりたいんだよね? 胡桃ちゃんは最初、強引にして欲しいって言ってたんだから。こういうこと、して欲しかったんでしょう」

 じゅぷっ、じゅぷ、じゅふっ……とクリトリスをねっとり舐められる。

「ふあ゛ぁぁぁ――っ、あっ……わたひ、っ……んんっ、ぇ、あぁ……っ?して、ほし、っ……かった、っあ、ぇ゛ぇ……?」
「うん。俺にイカされたかったんだよね。ずーっとイって、イっても許して貰えなくて、おかしくされたかったんだよね?」
「ぁ、ぁ、ぁ……わたひ、っ……尚貴、さ、に……された、かった……ッ、おかしくっ、された…ぃ、いっぱいイかせて、ほし……ッ!!」
「……よく言えました」

 ご褒美とばかりにぢゅ――っ!とクリトリスを長く吸引されてしまい、尚貴さんの頭を強く掴んだまま、背中を弓のように反らしてしまった。ばちばちと火花がいくつも飛び散って、視界が真っ白で何も見えない。ぶわっと頭の中で快楽の熱が沸騰し、警鐘を鳴らしている。甘い絶頂に唇を震わせていれば、いつもの穏やかな笑みを浮かべた尚貴さんが、クリトリスを甘噛みした。

「〜〜〜〜ぁ゛っ、ぇ゛ッ、う゛ぁ……ッ、なに、っ……ひ――ッ、ん゛やあ゛あぁぁぁ〜〜――ッッッ」

 ふやけきった甘い声が垂れ流しになり、真っ直ぐに伸びた足が痙攣する。とぴゅっと小さく愛液を噴き出し、尚貴さんの顔を濡らした。強烈な絶頂感によって、快感から抜け出せない。

「はふっ、尚貴、ひゃ……ああぁぁっ、クリ、っ……かんじゃ、らめぇ、あっ、あっ、あ……イク……ッ、イってるのに、っ、イクぅぅ――っ、ん゛へえ゛ぇぇえっっ」
「いっぱいクリでイっちゃおうね。ほら、指も入れてあげる」
「あ゛う゛ッッッ……!?えっ、あ゛ッッ、んあ゛ああっっ、うそ、っ……まっ、て……ッ」

 ずぶんっと熟れた膣の中へ、尚貴さんの太い指が入り込んでくる。蕩けきった膣壁は待ち望んだように、その指に絡みついた。ああ、これが欲しかったのだと蠢く。
 尚貴さんの中指がちゅぽちゅぽと数回出し入れされると、とろりと美尻の穴を伝いながら、愛液が漏れ出ていった。そして、第二関節まで中指が一気に挿入されてしまい、膣天井を指腹で押さえつけてくる。

「あ゛ッッッ!?あ゛――っ、あ゛――っ、まっ、え゛あっ、う゛っうぅっ、おまんこっ、おかし……っ、指っ、とめてっ、ん゛う゛うぅぅう゛ぅぅッッ……!!」
「何言ってるの、胡桃ちゃんのまんこが俺の指を離さないんだよ? ほら見てみなよ」
「ぁ……ッ」

 ずぷぷっと指がスロモーションのようにギリギリまで抜かれると、指の先端を膣口がきゅうと締め付けた。尚貴さんの指が止まり、むずむずと膣内が動きだす。気がつけば無意識のうちに、わたしは腰を揺らしながら、ずりずりと尚貴さんの指を飲み込んでしまっていた。

「ふあぁぁあぁ――……っ、あんっ、ああんっ、指……っ、きもひ、い……」
「今、自分で指を入れちゃったことに気がついてる? 胡桃ちゃんは本当に可愛いね。可愛いから、いっぱい指を動かしてあげようか」
「あっ、あっ、んあ、アッ……ひああっ、あうっ、そこ……っ、変、だからぁ……ッ、んやあぁぁっ」

 膣天井にある小丘を指腹でくすぐられ、腰が自然と浮き上がってくる。浮いた秘部へと唇を寄せられ、勃起したクリトリスをちゅー、ちゅーと吸い上げられてしまう。

「ん゛ふう゛うぅぅぅ――――――っっっ!!」

 本当に全然我慢なんて出来なくて、底知れぬ絶頂へと堕とされていく。ぐずぐずに蕩けてしまった身体をぎゅうと抱きしめられると、上の口を舌で犯されながら、クリトリスを指で擦られた。

「ん゛んん……ッッ!?ん゛――ッ、ん゛――ッ、ぷあっ、あ゛……っ、い゛――っ、い゛くの、きて……ッ……!! い゛っ、く、いくッ、い゛っぐう゛ぅぅう゛ぅぅ――――――ッッッ!!」
「……また、イっちゃったみたいだね。気持ちいいの終わらなくて嬉しいねえ?」
「は――っ、は――っ、あっ、あうっ、きも…ち……いい……ッ、んううっ、うっ……きもひ、っ……うあっ、ずっと、イ……っ、て……」
「いいんだよ。ずーっとイキ続けて、まんこからいっぱいお漏らしして……幸せになろうね」
「イクッ、イクッ、また、イク――ッ、すぐ、イ……っちゃ、う゛う、あ゛ぁぁぁっ、尚貴ひゃ、イク……ッ、ひあ゛あ゛ぁぁぁあ゛ぁぁっっっ!!」

 尿道から潮をたっぷりと噴き漏らしながら、わたしは何度目か分からない絶頂を迎えた。ずっとイっているような甘ったるい感覚から抜け出せず、息が苦しい。酸素を求めてはくはくと小さな口を忙しなく動かせば、キスをして欲しいと勘違いされたのか、尚貴さんの舌が入り込み、唇を塞がれてしまった。

「あ゛むっ……ぁぅ、ぷあ、っ、はぁ、はぁ、は……っ! っく、う……っ、尚貴、さっ……息、できなっ、あっ、はぁ……っ、んんんっ、ん゛ぐぅぅっ、は――っ、は――っ」
「我儘言わないのー、舌ちゃんと出してベロチューしないと。もっと俺に媚びるところ見せてよ」
「ん゛む――ッ、イ゛グイ゛グッッッ、また、イ゛――っ、イ゛っ、ぐう……っ、あ゛あぁぁっ、あ゛あっ、んあ゛っ、っ゛――、ごめんなさ、っ、いくぅっぅぅっ……!! 〜〜〜〜――っ゛!!」

 もはやうまく呼吸もできないのに、身体だけが勝手に高みへ登ってしまい、ビクビクと激しく痙攣した。イクのが長引いて、なかなか快感が終わってくれない。ぴくん……ぴくん……と弱々しく腰が震えて、ぐったりと四肢を投げ出してしまっている。

「ぁ……ぁ、っ……ぁぁ……う、ぁ……っ……ぁぁ……っ……あ、尚貴……さ……」
「訳が分からなくなっちゃった? まだ入れてもないのに、可愛いねえ。どうする、まだまだクリでイキたいよね、それこそイキ狂うくらいにさ」
「……っ…………!?」

 そんなの耐えられる訳がない。怯えたように腰を引けば、寝転がった身体にのしかかってきて、尋ねるようにぴんっ、ぴんっとコリコリの乳首を指で弾かれる。
 ああ、もうこんなの……っ、ずるい。茶褐色の瞳がわたしの考えを全て見透かしているような気がした。

「…………も、もう……入れて、ください……っ」
「ん、何を?」
「尚貴さんの、おちんぽを……っ!! おちんぽっ、中に入れてくださいぃぃ――っっ!! もっ、ゆるひてっ、おねがひ、しましゅ」
「へえ、入れて欲しいんだ。可愛いおねだりだね」
「きゃあ……っ」

 突然身体を横抱きにされると、寝室へと連れていかれる。乱雑にベッドへ身体を投げ出された後、膝立ちになった尚貴さんが見下ろしてきた。

「――見せて」
「ぇ……?」
「入れて欲しいんでしょ。胡桃ちゃんのまんこを開いて俺に見せてくれないと」
「ぁ……で、でも、そんなの……っ……恥ずかし……」
「あ、じゃあ、俺のちんぽは要らない? いいよ、ずーっと指をちゅぽちゅぽ出し入れにする?」
「ひ……っ、あ、っ……あ…………」

 わたしの彼氏はこんな眼をする人だっただろうか。こんな、いじめっ子みたいな、意地悪な瞳。いつだって優しく穏やかだったはずなのに、今は――獲物を見つけたみたいな、恐ろしい瞳をしている。ぞくりと背筋が震え、わたしはまるで彼に従うように、秘部の大陰唇へ両手を当てた。そっと外側へ両手を動かせば、くぱあといやらしく秘裂が花を開く。

「あう……尚貴、さ……」
「うん」
「見て、見てぇ……ッ、わたしの、おまんこっ、見てくださ……っ、いっぱい……突いて、くだ、さ、いっ」

 けれどもやっぱり恥ずかしく、わたしは目を閉じたまま尚貴さんにお願いをした。彼がどんな顔をしているか見えないが、ごくんと固唾を飲む音がしたから、伝わったのだと思う。じわりと脇汗が滲むこの時間が早く終わればいい、そう思った瞬間、信じられないほどの衝動が下半身を襲った。

「あ゛……ッ、ぇう゛、っ゛あ゛……?」
「――あーあ、入っちゃった」

 え、入っている……?
 腰を両手でがっしりと掴まれ、ゆるゆると腰を引かれると、ばちゅん!と勢いよく雄竿を打ちつけられた。

「お゛っ、お゛……ッ、あ゛あぁあぁぁ……ッ!! え゛あ゛、っ、まっ……あ゛ッ、入っ、てる゛……っっっ?尚貴、さ、っ……!!」
「ああ……っ、気持ちいい……ッ」
「う゛あ゛あ゛あぁぁあ゛ぁ――――ッッッ!!」

 ぷしゅううっと潮が大きく噴き出し、腰が浮き上がったせいで、ずるんっと雄竿が抜けてしまった。雄竿は愛液と我慢汁でてらてらと濡れ光り、天井を目掛けてそそり勃っている。尚貴さんはかなり体格が良い方で、それに合わさっているのか、雄竿も赤ん坊の腕ほどの大きさがあった。

「抜けちゃったから、入れないとね……っ」
「あ゛……まっ――――お゛お゛おぉぉッッッ」

 おちんぽっ、すごい……っ、としか考えられない。鍛えられた硬い身体で柔い身体を押さえつけられ、苦しいのに気持ちがいい。逃げられない種付けプレス……っ
 上から叩きつけるように、肉棒を膣内へガン突きされてしまい、ガクガクと全身が揺れた。

「あ゛ああぁぁぁっっ、ひぎい゛ぃぃいいぃッッッ、あ゛――イ゛グのきたあぁぁぁっっ!! イ゛グッッッ、イ゛グイ゛グイ゛グ――――っっ、お゛ほお゛おおぉぉぉ――――――ッッッ!!」

 クリトリスでは味わうことのできない深い絶頂。同時にたっぷりの愛液が溢れて、跳ねる身体をぐっとベッドへ縫いつけられると、許されることもなく奥を串刺しにされる。極太ちんぽで疼く膣壁を全て引っ掻かれていく。

「ひあ゛あぁぁぁ〜〜〜〜っっっ、ん゛おっ、お゛おっ、オ゛ッッッ、おちんぽ、しゅごぃぃぃぃ」
「すごい、俺のちんぽに媚び媚びだね。奥を責めて欲しかったんでしょう? ……ほら、ここだよ、胡桃ちゃんの好きなとこ。雄ちんぽじゃないと届かないもんね」
「ふああ゛ああっっっ、そうれすぅ、そこっ、そこ……っ、お゛おッ、ああっ、きもひ、しゅきぃいぃ、尚貴、さの…おちんぽ、っ……しゅきぃぃぃ――ッ」
「素直になってて可愛い。ああ、もう俺のちんぽしか見えてないや」

 あああっ、尚貴さんのおちんぽっ、欲しかったの、奥ぐりぐりされるの気持ちいいよぉぉ
 もはや見目も気にせず、舌をだらしなく突き出しながら、自ら気持ちいい所を求めて腰を振る。ぢゅぽぢゅぽぢゅぽという雄竿を出し入れする音がやけに心地よい。瞳の奥にハートが浮かんだような、蕩けた瞳で、尚貴さんを誘えば、子宮の入口を雄竿の先端でディープキスしてくれた。

「あ゛あ゛あ゛あ゛あっっっ、無理ぃ゛、頭、真っ白になるぅぅぅ、だめなとこ、当たっ、て……ッ、あ゛、イ゛グ――――ん゛ほお゛お゛おぉぉおおおッッッ!!」

 壊れた水道のように、尿道から潮がぴゅうぴゅうと噴き出し続ける。重い絶頂へ陥っているというのに、尚貴さんの腰は止まらず、最奥をひたすら突いてきていて、イキ狂ってしまいそうだ。
 不意に両肩を手で押さえつけられると、腰をぐりぐりと掻き混ぜるように動かされ、深い快感電流が腰を伝った。子宮口と雄竿の先端が、くっついたまま擦れていく。すると、ぶわっと全身の穴から汗が噴き出し、一気に身体が熱くなってしまう。何が起きているのか分からない。気がつけば、愛液の塊が尻肉を伝って溢れていた。

「ん゛あ゛え゛……っ……あ゛……ッ!! お゛ほおぉぉぉっっっ、イ゛グっ、イ゛グっ、イ゛っでるう゛、イ゛ぐッッ、っ゛う゛う゛――――っっっ」
「ぐ……っ、そんなに搾り取ろうとしないでよ。ああ、精子のぼってきた……胡桃ちゃんの中に出すね……っ!」
「あ゛んっ」

 ぎゅうぎゅうとお互いの肌を密着させるように抱き合い、尚貴さんの腰振りが激しくなっていく。上から強引に押し込むような挿入……っ
 あまりの激しさに目が眩み、視界がぼやけていった。熱い吐息を感じながら、わたしは尚貴さんにしがみつく。

「ん゛ぐう゛ううぅうぅ――――っっ、そんなっ、激しいの……こわれるぅぅ、やぁぁぁ、尚貴ひゃっ、尚貴、ひゃんんん……っ」
「あ、やば……っ、イク……ッ!!」
「――――ぁぁ゛あ゛ああ゛ぁぁっっっ!!」

 流さないとばかりに背中を改めて掻き抱かれ、お腹の奥底へ精液を注ぎ込まれてしまった。中が熱くて火傷しそうだ。小さなうめき声が尚貴さんから漏れて、それさえも興奮してしまう。奥へ塗りつけるように腰を揺らされ、びくんと身体が震えた。一緒に迎えた絶頂は、今までで一番甘くて深い。力が抜けきった腕をするりと尚貴さんの背中から下ろせば、代わりにキスの雨が降ってくる。

「んっ…………んあ……っ…………」
「はぁ……気持ちよかった……胡桃ちゃんの中、最高だったよ」
「ん……」

 尚貴さんに褒められて嬉しい。いつもより激しいセックスは最高だったなと、わたしはこっそり満足した。ちらっと尚貴さんを見れば、自らの雄竿を素早い手つきで上下に扱いていて、思わずぎょっとする。

「え……尚貴…さん、何……して…………」
「ん……っ、ふう、っ……ちょっと待っててね。すぐ勃つからさ」
「あの、どういう……わぁっ……!?」

 脱力した身体をいとも簡単にうつ伏せにさせられると、上から尚貴さんが乗ってくる。両腕を押さえつけられ、ぐっと体重をかけられたら、あっという間に動けなくなった。背中から尚貴さんの熱を感じる。そして、どうしたのかと尋ねる前に、ずぶんっ!と後ろから挿入された。

「あ゛ぐう゛ッッッ!?え゛あ゛、うそ、っ……な、に……っ、あ゛ああ゛……っっっ!! ひあ゛、う゛……ぐ、ん゛っ」
「はは、また入っちゃった。胡桃ちゃんの中、俺のちんぽの形になってるね、スムーズに入るよ」

 ぐっ、ぐっ、ぐっと肉棒が奥へ押し込まれていく。全体重をかけるように膣内を抉られてしまい、わたしは目を見開いた。あ、これ、逃げられない……っ、押さえつけられて、おちんぽをずっと入れられちゃう……っ
 容赦なく拘束されてしまっているせいで、余計に身体が興奮する。先程までの快感を身体が思い出し、すぐに絶頂感が高まってしまう。

「あ゛あ゛あ〜〜――ッッッ、い゛……い゛ぐ、っ、またい゛ぐうぅぅ……っ!! っ゛あ゛ああ゛あぁぁッッッ、ん゛ひい゛いぃぃぃ〜〜〜〜ッッッ!! もっ、やらあ゛っ、やら……ッ」
「やだ? 違うよねえ、胡桃ちゃん。もっとして欲しいでしょ。ほら言い直して」
「っう゛うぅぅ……!! あ゛あ゛あ゛、ごめんな、さっ、もっとぉぉ……っ、もっと、れすっ、尚貴ひゃ、っ、もっと、してぇぇ、ふぇ、ぇあ゛ああぁぁ――――ッッッ」
「そうだね、よく言えました。もっとしてあげる」
「っ゛!!」

 ごりごりと最奥を削るように雄竿を擦り付けられ、ばちんと快感の火花が弾けちった。膣内が痙攣しながら、尚貴さんの雄竿を強く締め付ける。ベッドへ前半身を押さえつけられつつ、ガクガクと全身が揺さぶられてしまう。

「お゛おおぉぉぉ――――っっっ、あ゛ッッ、あ゛、あ゛、こわれりゅぅぅ……っ、おまんこっ、壊され、ちゃ、っ……」
「まんこはそんな簡単に壊れないから大丈夫だよ。何回イってるか知らないけど……何回イっちゃったの?」
「しらなっ、ひい゛いぃぃ〜〜〜〜ッッッ、あ゛ぐっ、わかんな、い…れす、っ……ひあ゛あっ、い゛……い゛ぐっ、い゛っちゃう゛っ、っ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁ――――ッッッ」

 勝手に溢れた潮がベッドのシーツを濡らしていく。半開きの口から、喃語みたいな喘ぎ声が漏れてしまう。訳が分からなくて、涙がぽろぽろと零れてしまうのに、身体同士を密着されると、なぜか心は幸せに包まれるのだ。ああ……気持ちよくて、幸せ……もっと、して欲しい……尚貴さんが好き……好き……
 快楽に堕ちてしまえば、あとは簡単で。わたしは甘ったるく可愛らしい喘ぎ声を響かせながら、尚貴さんに身を任せることにした。

「ふあ゛あぁぁぁ――……っ、あ゛――ッ、あ゛――っ、やあ゛あぁぁ――っ、いくいく、っ、いっぱいっ、いくぅぅぅ――ッ、ずっと、イってるうぅぅぅ――――――ッッッ!!」
「いっぱいイってるね、はあ、ほんと可愛い……胡桃ちゃん大好き……っ、好き、っ……気持ちいい……ッ」
「あ゛、わたひも……っ、すきっ、ひあ゛あっ、尚貴さ、っ、あ゛ああんっっ、きもひ、い゛……ッ、きもひぃぃのぉぉっ」
「俺も、だよ」

 何にも分からないのに、尚貴さんから送られる快楽と愛で溺れてしまいそうだ。助けを求めるように伸ばした手に、指を絡めるように尚貴さんの手が重ねられ、お腹の奥がきゅうと喜ぶ。ずるずると引き抜かれた雄竿が、どぶんっ!と奥まで串刺しにしてきた。

「お゛オオッッッ、あ゛また……っ、いくっ、もう、無理っ、ああ゛ああ゛ぁあ゛、いくいくいく……ッ、イ……ッ、く……」
「俺も……もう一回、イキそう……出すね」
「ひゃい、だひて、だひて……くださいっ、せーし、くださ……ッ、んひい゛いぃぃっっ、あ゛っ……いき、ましゅ、イ゛ぐうぅぅっ」
「っ、でる……!!」
「お゛ほお゛おおぉぉぉ――――――ッッッ!!」

 どぷっと最奥へ精液を注ぎ込まれて、わたしは深い絶頂に飲み込まれた。膣内でビクビクと雄竿が震えている。充分に精液を吐き出された肉棒がそっと抜き取られると、こぽぉ……と白濁した液がこぼれ落ちた。

「お゛ぉぉ……っ……お゛……っ…………」
「はあ……っ、気持ちよかったね、胡桃ちゃん」
「ん……」
「強引にして欲しいって話だったけど、どうだったかな」
「っ」

 まさかこんなにも激しくされてしまうなんて。
 尚貴さんの秘められていた強引さに、わたしは知らぬ間に胸を高鳴らせてしまう。こんなの、されてしまったら。

「また……して欲しい……です……」
「気に入ってくれたみたいで嬉しいよ。またしようね」

 ちゅうと優しくおでこにキスをされて、わたしは安心したせいか、気を失ってしまった。

fin